2013 年05 月30 日
変な癖
「なくて七癖、あって四十八癖」という言葉がある。人から見れば、「あいつ何やってんだ」と言うことになるのだが、最近自分でも「俺って何をやっているんだ」と言うことに気が付くことがある。
先日、今年の断捨離の精神よろしく、多色ボールペンが2本、中途半端な状態で残って放置されていた。
本来断捨離なのだから「要らない」で捨てればいいのだが、都合7色のインクのうち3色が空になっていて、あとの4色はまだ沢山のインクか残っていた。
ペン自体は押し出し機能と、止まる機能が駄目になっていたので、新しく4色のボールペンを買って、古い色のインクを新品の前に使おうと指し直した。
4色のインクを使い切るために、新たなものを買っているって、変な癖である。
でも、そのうちにこれが「変な癖」と気が付かなくなるのではないだろうか、と思うと、少しだけ心配になってくる。
父の介護の期間は、家内や母は別として、私自身はわずか3カ月足らずだったが、昼夜逆転の徘徊と言う一つの「癖」があった。
夕食を終えて、一息ついたところで、会社へ出かけるような気持だったのだろう、それなりに着替えて、靴も履いて出かけるのである。
今から思えば、本人は「いつもの通りの行動」と思っていたに違いないのだが、一般者から見ればやはり「痴呆」的な行動なのであった。
今回のボールペンについてが、その一つの表れなのではないだろうか。
「今からこうするけれど、これで本当にいいのだろうか」と自問自答してから、行動を始めれば、少しは改善するのかもしれないが、「解っちゃいるけど、辞められない」と言う歌の文句が出てきそうである。
自重と自嘲の繰り返しでも楽しく生きたいものである。
投稿者:つねちゃん
at 06 :33| 日記
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