2013 年06 月25 日
「饋電」という言葉を知っていますか
「三つ子の魂、百まで」とは言わないが、随分昔におぼえたことが、この歳になっても「フッ」と思い出すことがあるのが、何とも楽しい。こちらでは北陸新幹線の工事が急ピッチで行われている。
先日ようやく、多分全てではないだろうが、高架に電線が張られた。
散歩の途中で、最初の日は「避雷線」だけだったが、その後2日ほど後に「饋電線」が張られていた。
そう「饋電」という言葉が不思議とすんなりと出てきたのである。
「電車」なのだから「電気を『送る』必要があるので、その為の電線」である。
「それは給電線だろう」というツッコミがあるとは思いながらも、少なくとも私が高校の電気科の生徒だった時に、「電気一般」という科目だったと思うが、教えられたのは「饋電線」だった。
も50年位前に習った記憶、それもさほど成績が良い科目ではなかった(勿論ほとんどの科目が駄目だったのだが)物のほんの一部の記憶が、咄嗟によみがえったのである。
ちなみに、小規模ながら「饋電所」もあって、「こんな小さくていいのかなぁ」と思って、近づいて表示を見ると「予備」となっていたので何となく納得してしまった。
尤も、表示には漢字が使って無く「きでん所」と平仮名が使われていた。
それならいっそ「給電所」と漢字で意味がはっきりと分かるように書けばいいのではないか、と思ったが、そうはいかない事情があるのだろう。
そんな事を思いながらの散歩はナント楽しいことか。
景色や木々や花、そして人と出会うのも、確かに楽しいが、こんな「採るに足らないこと」を思いながらの散歩も結構癒しになるのだと思う。
短時間でもやって見られては如何だろうか。
投稿者:つねちゃん
at 08 :21| 学習
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