2013 年06 月26 日
乾いて候
かつて愛読した劇画に、表題の物があった。時代劇の劇画だったが、正直漫画は漫画として大好きだったが、劇画となると「重く」なるのであまり好きではなかった。
「子連れ狼」という劇画も最初は「みんなが見ている」的に見たが、途中で飽きてしまった。
ところが、これは確か完結までは見ていないと思うが、随分長く見ていたような記憶がある。
さりとて、ストーリーを覚えているのではなく、この言葉が何だか興味をそそったのだろう。
当時は多分仕事も面白く、遣り甲斐はあったし、お酒やマージャンを通じての人付き合いもそれなりに広範だったこともあって、確かに他人様から見れば「楽しそう」だったろうと思うが、本人としては、決してそうではなかった。
単身赴任で、寮に買っても誰も迎えてくれる人もいない。
確かに人と付き合ったり、仕事で激論を交わしたりしているうちは「相手」がいるからいいのだが、一人になると全く「乾いていた」ので、そのタイトルに魅かれたのかもしれない。
だからこそ、仕事に没頭したり、調べ物などについても国会図書館まで行って調べたり、文部省へも行って教えて貰ったりしていた。
ナントか「乾き」を他人に知られないようにとの「我武者羅」ぶりだったと今でも思う。
これを思いついたのは、そんな事には幸いにして今はなく、最近の物理的な皮膚の乾きや、洗髪した後の乾きで思い出した。
精神的な乾きはなくなったが、加齢による乾きが襲ってくるのだろうか。
なるべく「過ぎないように」楽しく過ごしてゆきたいものである。
投稿者:つねちゃん
at 06 :47| 健康
| コメント(0 )