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2013 年07 月01 日

挨拶の順序が違う

 韓国の大統領が米国の次に従来日本に来たのに、今回は中国へ行った、と言うことが大騒動の如く報道されている。
 「日本軽視だ」と言う論調である。
 しかしながら、その根底には「かつて日本が支配していたのだぞ」と言う意識があり、ある種の優越感を否定された、ことからくるのではないだろうか。
 だとすれば、とんでもないことであろう。
 そう言うことが、戦後年60数年を過ぎた今でも、日本人の「蔑視外交」の根底にあるからではないのだろうか。
 むしろこちらが激昂すればするほど、相手の「思うつぼ」であろう。
 向こうには向うの事情がったのだ、と素直に思えばいいではないか。
 在職中の経験だが、やはり似たような指摘をされたことがあった。
 幸いと言うべきなのだろうが、関東圏に3件、関西圏に1件、北陸圏に2件のお客様がおられた。
 関東圏のお客様を転任あいさつに回った時だった。
 あるお客様を回って、次のお客様へ行き、その日の懇親会を夕方やることになっていたのだが、「次」のお客様からの指摘だった。
 いわく「なぜ僕の所が、あっちよりも遅かったの?」と言うことである。
 懇親会の時にそのお客様の上司の方がわざわざその件に触れられて、まったく気にしていないと話されたのには頭が下がった。
 相手はどちらもお客様で、こちらはバイヤーなのだから、取引額の多いところを優先すべき、と言うのが本来だと思われたのだろう。
 でもアポイントを取るときの調整でそうなったのだから、仕方が無く、転任の後もその上司の方からの信頼も得られ、特別問題になることはなかったと、後任から聞いた。

投稿者:つねちゃん
at 07 :35| お役所 | コメント(0 )

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