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2013 年07 月02 日

老人はお金を使わない、と言うけれど

 この件は以前にも書いたような気がするけれど、いまだに納得がいかないから、再度書かせていただく。
 さりとて、「怒り心頭」と言うほどのことではなく、相変わらず「のほほん、徒然」の気持ちは変わらない。
 生前贈与、と言う意味ではないらしいけれど、老人はお金を溜めこむだけで使わないから、子供や孫の教育費としてどんどん使ってもらおう、と言う意味のようだ。
 その為だったら税金面で優遇しますよ、と言うのだというが、全く意味が分からない。
 確かに最近の私を振り返ってみると、何度かここでも紹介したが「購買欲」が一頃よりもずいぶんと減退している。
 「買いたい」物が無いのである。
 いやいや、「無い」のも確かにあるが「買ってどうする?」「本当に欲しいの?」と言う自問が湧いてくるのである。
 ある友人に随分昔になるけれど「お金が有り余ったらどうしよう」と冗談で言うと、「私がすぐにいくらでも使ってあげる」と言うが、それで私が楽しいかと問えば多分そうではないし、昔何かのドラマで見たように「一日自分の為だけに100万円(額は明確に覚えていないが、ともかく当時でもかなりの額)使うのなら与えよう」と言う神様お告げがあり、それを受諾した男が、結局使えずにノイローゼから自殺してしまう」と言う「天国と地獄」物語を思い出す。
 それほどのお金を持っている訳では毛頭ない(いやいやそれすらも夢のまた夢の世界である)が、老人が「買いたい」と思うものを売ってください。
 もう新製品ではないけれど、老人に「スマホ」が売れますか?
 家電製品だって、若者向きの機能ばかりで、略語ばかりでは使えません。
 自分が良かれと思って作った路線に乗ればいいんだよ、と言うような論調では、老人のお金は回らないと思うのですが。

投稿者:つねちゃん
at 06 :37| 政治への注文 | コメント(0 )

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