2013 年07 月17 日
平社員に戻りたい管理職
産まれた時から、という訳ではないが、団塊の世代の我々は多かれ少なかれそんな時代から「競争」だった。先日定期診察のために行った病院の新聞で見た記事が、表題である。
「競争」とは勿論「他人に勝つ」ことだったから、入社してからも「何とかして同期生に勝つ方法はないだろうか」と虎視眈々と機会をうかがっていたような気がする。
それまでは、父の名代で、親戚付き合いをすることも度々あり、苦い、辛いお酒の類は極力避けていたが、今ほど「未成年者には飲ませない」という教育が行き渡っていなく「これくらい飲めないでどうするんだ」と言われて、飲んでいたのだが、会社に入ってからは極力先輩らと付き合い酒を飲んだものである。
勿論最初のうちは「飲む、吐く」の繰り返しだったのだが。
そして「企業内研修所」への入試試験にも合格したころから、「昇進」というのがやはり勝敗のバロメーターだった。
本社勤務から帰るときには、同期生や少し先輩などよりも一クラス上で帰ることができ、当然給料も上がった。
本社への行き帰りを繰り返しているうちに、トップにはならなかったものの、それなりに自分として満足のいく地位になれた。
38歳で管理職になり、その少し前から「予備軍」と言われていたが、予備軍としての仕事のやり方なども教わったり自分で異業種交流会に参加したりしていた。
そして、「管理職とは何をするものか」ということを身につけて、現場の仕事も理解し、人材育成という管理職としての肝要な技術も身に着けたと思っている。
表題の原因の多くは「部下が言うことを聞いてくれない」というものだそうである。
間違いであろう。管理職になったら「自分の言うことは上意下達で部下が聞くものだ」と思っているのではないだろうか。
その為のことを自分がやっているのだろうか。
その時よく言った言葉に「昇進したのは、今までの実績が認められたのではない。これから上位職としてやっていけるだろうという期待からなのだ」と。
管理職として「責任ある仕事」を自分で探し開拓することが、苦しいけれど楽しみになってくる。
ぜひ期待したい、と極楽トンボは思うのである。
投稿者:つねちゃん
at 06 :46| 子育て
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