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2013 年09 月06 日

同じ仕事でもなぜ地域によって差がある

 先日の記事に表記のことが載っていた。
 地域の人は「これでまた若者が都会へ移動してしまう」と嘆かれているとのことである。
 しかし、これは是認するしかないのではないだろうか。
 確かに都会へ出て同じ仕事をすれば収入は上がるだろうが、自分の家から通うよりもいろいろな経費がかさむことは間違いないのである。
 単純に消費物価だけを比較すれば、都会の方が安いこともあるだろう。
 しかしながら、居住費を初めとしての「固定的費用」は決して安くはないのである。
 それと、根本的に違うのは「同じ仕事でも利益が違えば支払う賃金が安くなる」のは企業としての当然の論理である。
 異論もあろうが、出来るだけ寄り添って自分の家を始め、地域を大切にして「お金ばかりじゃないさ」というくらいに過ごせばいいのではないだろうか。

 これと似たような話、と言うか揶揄されたことが何度かあった。
 ここでも何度か紹介しているが、私自身は「転勤族」で本社と出身地を何度か往復してきた。
 幸いにして、少しずつではあるが「昇進」ということにもあずかり、出身地の同期入社の人間との飲み会もあったのだが、そんな時に言われたことである。
 「ただ往復しているだけで、随分偉くなって、給料も俺らと随分違う」と。
 初めのうちは「そんなでもないよ」と言っていたが、繰り返されると、もともと短気な人間本性が出て、「羨ましいのだったらお前にも平等に機会があったはずだ。自分でやらなかったくせに何を言うか」と返すことにした。
 大きな家を構え、3ナンバーの車に乗り、家族と苦楽を共にし、仕事は二の次、とまでは言わないけれど、それなりに楽しんでいるじゃないか。
 軽四に乗り(当時)子供の進学時にも単身赴任だったりと、それなりに苦労はあったのだ。
 なんでも平等、という考えはやはり違うと思う。

投稿者:つねちゃん
at 06 :03| 日記 | コメント(0 )

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