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2013 年11 月15 日

この地で食べてほしい

 昨今の食品偽装の問題がいろいろと言われている中で、グルメ番組というものは基本的に「嫌い」であるし、そんな物をさも実しやかに喧伝する「能無しタレント」も嫌いである。
 そんな折に、好きな番組のひとつで、先日表記の発言があった。
 基本的にもろ手を挙げて賛成である。
 限られた人的資源と材料で大消費地である首都圏などへの販路拡大は「考えていない」という。
 また、地域発展のため(言葉には出していないが)の表記の発言である。
 これさえ守っていれば、昨今の偽装食品の話題などは出てこないだろう。
 一つヒットすると、何とかの一つ覚えで「目標何千店」というチェーンストアが跋扈する世の中で、これぞ!という気持ちで見た。
 どこそこで食べたあの食品は美味しかった、というのも、土産として買ってきて然程ではない、という経験は多くの方がお持ちではないだろうか。
 美味しいものはその地で食べたいものである。
 私は決して「味がわかる」という人間ではないと思っている。
 その時々で「美味しい」と思ったものに正直なだけで、不味いと思ったものには評論しないだけである。
 だから、イヤイヤ貧乏人の逃げ口上だが、食材の豪華さや名前にはほとんど拘泥しない。
 それは「ヨゴシ」が一番好きなことからも分かろう、と自分に言い聞かせている。
 味はその物だけではなく、その場所の空気、季節、接客時の人情などによるものだろう。
 地域起こし、というけれど、まず地元の人が「ここで食べるこれが一番好きだ」という風になれば、だれもが寄ってくるだろう。

投稿者:つねちゃん
at 06 :42| グルメ | コメント(0 )

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