2013 年12 月05 日
お経は面白い
リタイアして父を見送り、それから数年後に母を見送った。父の亡き後は、一家の主として、今まで全くと言っていいほど顧みなかった「お寺さん」との付き合いが始まった。
だからと言って、特別信心深くなったわけではない。
書き写しや音読を始めた時に、真っ先にとりついたのが、在職中にも一つのブームになった「般若心経」だった。
お風呂でのCDを聞きながらの「読経」も何度か経験して、一時期諳(そら)んじることもできた。
ある時、我が家の宗派とは一線を画すのだと知り、しばらくまったく別の分野の本に勤(いそ)しんで、遠ざかっていたが、少し飽きたこともあり、今度は家の宗派にも沿うものとして、「正信偈」に取り組んだ。
これも書き取りや音読、風呂や散歩中のデジタルオーディオプレーヤーを使っての読経を通じて諳んじることができるまでになった。
で、それも2年ほど続けて飽きてきたので、また宗教と離別になった。
先月から、また舞い戻って、今度というか、現在は「観無量寿経」に取り組んでいる。
こう書くと、内容が分かったかのように聞こえるかもしれないが、自信を持って言えるのは「全く解らない」のである。
でも、なんというか「飽きが来ない読物」であることは確かなような気がする。
先日も書いたが「内容が分からないから面白い」ので、それに加えて「飽きが来ない」というものであれば、1冊の文庫本でずいぶん楽しむことができそうである。
こんな調子だから、とても「信心」とは仲良くなれそうにない。
投稿者:つねちゃん
at 08 :41| 興味あること
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