2013 年12 月13 日
武者小路実篤の言葉
昔から、武者小路実篤の絵に描かれている言葉は、私なりの理解だが、けっこう好きだった。いやいや、過去形でなく、現在も好きである。
「日々是好日」などはまさにそうで、極楽蜻蛉と言われようと「毎日が平和で感謝」の私にとっては、まさに「座右の銘」の一つだと思っている。
ところが、最近になって「えっ、これってこんな風に読んだらどうなのだろうか」という言葉に巡り合った。
「よく味はう者の血とならん」というフレーズである。
今までも目にし、口にしてきた言葉だが、素直な気持ちで読めば、「誰かが懇請して作ってくれて野菜や果物などは、粗末に食べるのではなく、味わって食べてこそ、食べた人の血肉になるのだ」ということで、物への感謝と無駄にしない様にという教えだろう。
ところが、歳とって天邪鬼の気持ちがせり出してきたのか、「味わわない者にとっては血肉にならないということか」と変な読み方をしてしまう。
間違いなく「曲解」なのだということは分っているのだけれど、つまらないツッコミが芽生えてくる。
もちろんだからと言って感謝もせず、無駄にしている訳ではなく、大根はなるべく葉付きのものを買ってきて、ほとんど全てを食べきることにしている。
正しく、というか素直に読む読み方と、少し穿って読む読み方を心得ていなければ、最近の色々な法律も「鵜呑み」にさせられてしまいそうである。
投稿者:つねちゃん
at 08 :25| 健康
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