2014 年02 月12 日
「銭湯」
先日も書いたが、昔ながらの銭湯は今では希少価値であり、身近にはもうとっくになくなっている。町内に銭湯があり、一番楽しかったのは、「獅子舞祭り」の期間だった。
20日近く前から午後7時から9時まで練習する。
そのころ「子供は9時に寝なさい」というのが町内中のルールだったので、町内の大人がどこの子供であれ、ルールを外れる子供を叱りつけたものだった。
ところが、この期間だけは許されたのである。
また、練習に参加した子供はお風呂がタダになったので、自分の町内だけでなく、周りの町内の踊り子たちも一斉に集まるのである。
賑やかなことこの上なく、「ウルサイ」と笑い顔で叱られても、まるで意に介さなかったのである。
そして、そんな中でも「銭湯でのルール」というものを大人が教えてくれた。
当時はシャワーは上がり湯の場所にしかなかったのだが、頭を洗って桶に汲んだお湯で流す時も、周りに飛び散らないように、とか、最初湯船に入るときには一言声をかけるとか、熱かったり、冷たかったりする湯水はタイルの上に流さず、必ず溝に流せとか、その他いろいろなことを自分の子供でなくても叱りつけながら教えてくれたものだった。
今は残念ながら自分も大人としてしないが、全くそんなことはなくなっている。
シャワーで頭を洗う際、どこに飛沫が飛ぼうがお構いなしである。
こんなことをボヤイテいるのも、年寄りになったなぁ、という反省でもある。
投稿者:つねちゃん
at 06 :34| 健康
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