2014 年03 月12 日
「小言幸兵衛」
この言葉は、一時期私が部下からつけられた渾名でもあった。以前のブログでも何度か紹介した記憶があるが、品質管理と言う仕事をしていると、一つの職業病のように「こんなことぐらい何故出来ないのだ」と言う思いが沸々と湧いてくる。 それが「小言」として口から出せるときはまだいいのである。
それができずに、「モノ言わざるは腹膨るるが如し」で、精神的に病んだ人間を何人か知っている。
私は幸いにしてそのようなことにはならなかったのは「モノを言った」からであろう。
勿論たくさん恨まれた。
でも、当時の部下が良くしてくれたのは、事前に資料などを見て「これはこう指摘されるよ」と言うことを伝えてくれたことだった。
だから、私の「小言」は空振りになってばかりだったのだが、それで全体として品質に関する考え方が浸透していった(勿論劇的な成果という訳ではないが)ことは今でも自負している。
部下に小言を言っておけば、それがちゃんと伝わるのが目的だったから、それで良いのである。
あの時の「小言」は確かCDに収めておいたはずだが。
「仕様がない」「その内に良くなる」では決して良くならないし、その席自体が「腰掛」と言われることだろう。
この落語、結構ためになると思いますよ。
投稿者:つねちゃん
at 07 :30| 健康
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