2014 年03 月17 日
「佐々木裁き」
「三方一両損」とか、「子争い」などの大岡越前守になぞらえた落語はかなり多く、かなり知られている。勿論それも好きな噺だけれども、上方の噺ではこれが秀逸だと思っている。
ネットでもいろいろの演者が演じているので、ぜひとも一度お聴きになって頂きたい。
ここには、少し穿った見方をするならば、訴人を見下ろして「上から目線」で裁判する役人を揶揄していることも見える。
それが批判されると、裁判員制度と言う、給料だけは破格をもらっているのに、無理やり選ばれた人にはパートにも当たらないほどの時間給で責任の一端を負わせられるのでは、どうにも合点がいかない。
まさに現在にも適用することである。
演者にもよろうが、一休禅師の「とんち話」に出てくるものも交じっているところも面白い。
「さぁ、どうぞ屏風から虎を追い出してください、見事捕えてみますから」と言うものである。
何度か言ったが、在職中、品質管理者として常に肝に銘じていたことである。
理論は正しいが、それが現実問題として解決できるものかどうか、をよく考えて発言すべきものだった。
今思い出しても、冷や汗が出る。
諸姉・諸兄には思い当たられることがないであろうか。
投稿者:つねちゃん
at 09 :37| 健康
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