2014 年03 月25 日
「千早ふる」
これも「知ったかぶり」の典型的な噺である。ここまで書いてきて、どうも自分の本性にようやく気が付いたような気がする。
リタイアしてもう10年を超すし、「通信の秘密」以外の大概のことは「時効」となるだろうから、気負わずに有りが儘に開陳しても差し支えないだろう。
官公社という所に勤めており、田舎の工業高校卒で、企業内研修所を卒業したので、当時で言う「1号奉」の昇給がなされ、人事上も「準急」と言うようなスピードに乗った。
地元経験を3年経て、本社勤務、周りには有名・無名の大学卒が、ウヨウヨいる。
最初はそれだけで「引け目」を感じていたが、どうも違うことに気が付いた。
こちらは小さいとはいえ、一つのシステムをカットオーバーさせた経験者なので、そんな耳目で見聞きすると、どうも「学歴」ばかりで「議論好き」、結論を求めるよりも「自分の権威を妨げられることのないように」が先走っていた。
それならそれでこちらは恐れるものはないのだから、精一杯「やんちゃ」をしてやろうと構え、「知ったかぶり」や「権威の亡者」には徹底的に楯突いた。
それが、この手の噺に傾倒した所以なのだろう。
でも、いつか自分も「知ったかぶり」をしていることに気が付いて、ヤケ酒で反省したことも数限りない。
今でも思い出すと冷や汗が出る。
論語に曰く「習わざることを伝えしか」。
毎日が「習う」の連続。それが楽しい。
投稿者:つねちゃん
at 08 :17| 健康
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