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2014 年07 月02 日

旅行 手段編 1

 昨日も書いたように、旅行と言ってもかなりの幅があるので、いくつかのカテゴリーに分けて書かせていただくことにする。
 まずは散歩だろうが、自転車と電動自転車も含めることにする。
 エクササイズとしての散歩は「旅行」とは違うので、割愛する。
 旅行としての散歩を意識しだしたのは、最初の単身赴任の頃だったろう。
 寮は杉並区にあり、井の頭線の駅まで歩いて10分足らずだから、通勤という意味では随分と恵まれた環境にいた。
 土日が休みだったから、どちらか天気のいい日を選んで散歩に出た。
 出ない日は掃除と洗濯である。
 初めて住んだ「杉並区」という所にはやはり昔の江戸らしく、名所旧跡が至る所にある。
 まさに「毎週旅行」という気分である。
 いまでもあると思うが、都庁へ行くと、「散歩マップ」というものが区ごとよりももう少し細かく記載されたものが置いてあったので、それを中心に使った。
 10時ごろに寮を出て、当時は今ほどコンビニのお弁当の品揃えがなく、お弁当屋さんがあったので、好みの弁当と自販機で冷えた缶ビールを買い、至る所にあるミニ公園で他人様の邪魔にならないように寛いで食べ、しばらく午睡してからまた約3時間ほど歩いて、帰るというのが楽しい旅行だった。
 リタイア後は、それまで「寝に帰る所」だった我が家とわが町を散歩旅行で楽しんだ。
 子供の頃と同じ所があったり、全く様相が変わった所があり、個人的な名所旧跡回りだった。
 そのうち「少し遠出」ということで、子供が使っていた自転車を修理して使って、しばらくしてそれもダメになり、住まいが少し高台なので「電動自転車」を購入して「もう少し遠出」で、いま一つの懐古的な運動がなされている「加越線」というもので、最初の就職地だったところまでも足を延ばしたものだ。
 手段としての速度が遅くなればなるほどしっかりとした変化が楽しめる。
 最近テレビでたまに見かける「ローカル線の旅」というのもそんな視聴者を相手にしているのではなかろうか。

投稿者:つねちゃん
at 07 :49| 健康 | コメント(0 )

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