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2015 年03 月12 日

読書法

 音読ばかりではないけれど、結構本は読んでいる方だと思う。
 でも、ずいぶん長い間「本当に?!」と思いながら読んでいた。
 決して「良い読書法」だとは思わなかったしすぐに「それならお前はどう思うのだ」との自問が出てきて、答えられないことが殆どだったから、「反論のない反対は『ケチ付け』だけだ」と思っていたからでもある。
 このことが身に着いたのは、子供のころの貸本屋時代ではなく、多分中学生時代からではなかったろうか。
 会社に入って、良くも悪しくも「コンピュータの黎明期」になって、何冊もある分厚い取扱説明書を読まなければならなかった時代があった。
 その時には口にこそ出さなかったが、「本当かい?」という疑問符が多く出たものだった。
 でも、この分野ではこれが正解だったと今でも思っている。
 黎明期と言うだけあって、どんどん変更情報が出てくるのだから、凝り固まっていては仕事にならなかったからである。
 リタイアした今、宗教関係の本が4割くらいを占めるだろうが、この癖は治っていない。 でも、今朝良い箴言に出会った。
 寺田虎彦の言葉「一を読んで十を疑い、百を考えることが必要」と。
 読書法としては間違っていなかったようである。

投稿者:つねちゃん
at 08 :19| 健康 | コメント(0 )

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