2015 年05 月22 日
一日一禅の中から
「知らずは最も親切なり」在職中は仕事のこととはほとんど片時も忘れなかった。
だから当然のこと期日と目標、そのための対策など、いくつも「知らなければ」という宿命に包まれていた。
「これが管理職の辛い所だが、これも給料のうち」と自分に言い聞かせていた。
ところが、この公案を聴いて「そうなんだ、特別何も知らずにいることも親切なことなのだ」と勝手に思った。
勝手ついでに思ったことは「禅」というものの「公案」というものの理解は、そうではないと思いながらも「人それぞれなのではないか」ということである。
いつか読んだ節の中にも、修行中ではあるが、後年名をはせた禅僧が、一介の老婆の言葉に驚き、悟ったという話があった。
偉い偉い禅僧の話には、当然それなりに人を納得させることはあるのだろうが、果たして私のような凡人にすべてが理解できるわけではないだろう。
この本を書き写しながらも学習して、一つでも「そうだなぁ」と思うことで良しとしよう。
これこそが凡人の凡人たる所以だと、勝手に理解して。
投稿者:つねちゃん
at 09 :00| 健康
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