2016 年02 月15 日
読書感想文
「読書の時間」を設定して、最初になるが、読み切った本の紹介である。 「信仰に入る道」(河崎 顕了 著 破塵閣書房 刊)と言う本である。 発行が昭和13年、定価が80銭である。 正直、リタイアして仏教関係の本はほとんどが父の遺したものだけれど、数冊に終わらない位の量を読んだり、書き写したりした。 でも、いつかこのコーナーで書いたように「解らないから面白い」と言う感覚だったし、この本を読んだから解ったというものでもない。 でもしかし、少しだけ「仏教で救われる」と言うことの意味に近づいたような感じが持てた。 現世は「四苦八苦」の世界だから、そこで何か良くなるものではない、むしろそこを乗り越えながら信心を積み重ねて、生きてゆき、果ては浄土と言うところへ導かれるのだと説いている。 著者の考えが持てるほどでは決してないけれど、「現世で救われる」と言うことではないことが分かって、なんだか少しだけスッキリしたようになったのも、読んだ価値があるというものだ。
投稿者:つねちゃん
at 06 :03| 健康
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