2016 年03 月18 日
読書感想文
朝の音読で使っていた本「白道燃ゆ」(高森顕徹 著 浄土真宗親鸞会 刊 昭和49年発行 価格不明)を読み終えた。 この本の真意は、例によって「宗教の本」だから、私如きに分かるはずもないのだが、関心を惹くところ、反発を覚えるところ、そこまではなぁ、と思うところ、結果として「なぁーんだ」と言うところが、「読み物」としては大変面白く、それなりの感覚を持ちながら飽きることなく読めたことだろう。 この本を何故父が求めたのか(場合によっては与えられたのかもしれないが)分からない。 この本が指摘しているほどに宗教に熱心だったとは思えない。 確かに大正の人間だったから、私ほど宗教やお寺さんとの付き合いに淡泊だったとは思わないけれど、一般論としての付き合いや行事は教えてもらったような気がするだけだ。 けれど、それは「父が」と言うことではなく、中学時代まで過ごした町内のいろんな人からの影響だったように思う。 この人が書かれた本に出合うことはたぶんないだろうけれど、刊行社が発行する本はたぶん似たり依ったりではないだろうか。 「読み物」としては一読の価値はあると思う。
投稿者:つねちゃん
at 09 :06| 健康
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