2016 年06 月16 日
雨にも負けず
このフレーズを聞くとすぐに次のフレーズが口ずさむのが、我々の年代ではないだろうか。 旅行も4日目の最初の見物場所が「宮沢賢治記念館」だった。 残念ながら、元々文学少年ではなかった(貸本屋だったのに、この手の文学はほとんど興味が無く、もっぱら少しエロチックな『南総里見八犬伝』などが中心の大人の本、ばかりだった)ので、『銀河鉄道の夜』(乗った電車はSL銀河だった)や『風の又三郎』『注文の多い料理店』などは名前だけは辛うじて知っている程度だった。 ところが、このフレーズで始まる「雨ニモ負ケズ」と言う詩は、今ではかなり覚束なくなっているが、一時期はそらで最後まで言える位に諳んじたものである。 時には自分を鼓舞するように、時には涙しながら、そして時には部下を思いやりながらと言えば格好付け過ぎるかもしれないが、いろんなときに口をついて出た詩である。 ほとんどすべてのフレーズが時により好きだけれど、一番好きなのは、最後のこの部分である。 「ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ サウイフモノニ ワタシハナリタイ」
投稿者:つねちゃん
at 08 :19| 健康
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