2016 年06 月22 日
読書感想文
これも就寝前読書のうちの一冊である。 「父親からわが子に贈る70の言葉 斎藤栄著 三笠書房刊」である。 第一章 わが子よ、もっと大きな人生を夢見よ、 第二章 ”わが子の青春”に父親は何を与えられるか、 第三章 「父の胸中のこの熱い思いを知れ」、 第四章 君の”人生設計”にこのことだけは言っておきたい、 第五章 君の”人生の賽”は今投げられる。 いずれの項目にも「そうだなぁ」「そうかなぁ」「息子に自信をもって残せるか」と言う気持ちが交錯して、正直なところ複雑な気持ちで読み進めた。 諸氏は如何だろうか。 自信を持って「これが俺が残す言葉だ」と言うものをお持ちだろうか。 わが子にではないけれど、退職するときに部下などに感謝の気持ちを込めて配った図書カードに次のように書いた。 と思って1枚だけ残しておいたカードを探したが見つからないので、覚えていることを並べると 「人生万事塞翁が馬 されど 人事を尽くして 天命を待つ」だった。 だが、著者の「あとがき」を読んで、なんだか納得した。 母子家庭ではなかったものの、父と面と向かって人生議論などした覚えはなく、職場も半官半民で似た様なもので、あるとき職位的には私が上になった時からは特にそうだったように思う。 著者の言葉に従うならば「今まで体験し考えてきたうえに立って、真理ではないし、他人に押し付ける気もないが、子供たちが成人した後に何げなく読んでくれさえすればそれでよい」。 この日記もブログもそのように邪魔にならない程度に残ってくれればそれでいい。
投稿者:つねちゃん
at 06 :39| 健康
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