2016 年06 月27 日
読書感想文
朝の音読の一つで、2月26日から読み始めた「(一日15分の)知的散歩術」(栗田昌裕 著 廣済堂出版 刊)を読み終えた。 私の散歩歴は結構長い。 一番よくやったのは、1週間に1日と言うテンポ(天気が悪い日はやらなかった)の「東京散歩」だったろうか。 それに合わせて読むとこの本は「なるほど」と思う所が多い。 しかしながら、リタイアしてからの散歩(エクササイズを含めるか否かは別にして)ではこの本は残念ながらほとんど参考にならないのではないかと思った。 東京散歩のタイミングは、単身赴任だったこともあり、土曜日曜のうちどちらかより天気のいい日は洗濯物の日にして、余った時間は無料の体育施設通いだった。 そのどちらかをほとんど終日散歩に充てた。 杉並区に寮があったので、最初はその近く、徐々に範囲を広げて、そのうちに電車で目的地の拠点駅まで行き、そこから始める。 当時は今ほどコンビニがあったわけではないが、お昼はスーパーに立ち寄り、簡単なお握りや寿司と缶ビールを1本。 都内には小さな公園が所々にあり、その木陰で缶ビールと一緒に昼食を摂る。 そんなことだから、自然に景色や名所を場合によっては有料でも入って見学した。 著者が書かれているように「五感」をフルに使っての散歩だった。 リタイア後は、最初はエクササイズ中心の散歩で、歩こう会と言うのにも入って約5年近く続けたが、だんだんテンポに物足りなくなったのと、ある程度の効果が出たので、しばらく止めた後、今度は「物見遊山」的な散歩を楽しんだ。 著者の書かれていることは理解ができるけれど、とてもそのように多角的な散歩は私はお勧めしない。 最初は時間や歩数に関係なく「そぞろ歩き」から始められて、目にするもの、聞こえる音などを気軽に楽しみながらやられることをお勧めしたい。
投稿者:つねちゃん
at 09 :39| 健康
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