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2016 年07 月20 日

読書感想文

 朝の音読で使っていた「歎異抄」を読み終えた。  2010年に一通り読んでいるのだが、その時の記録だと本文と解説文を別の日に読んでいるので「単に字面を追っていた」と言う状態だったようで、6年たった今でも殆ど「このフレーズは」という所が思い当たらない。  それだけいい加減に読んでいたのだろうが、それでも「いつかもう一度読もう」と言うことで保存していたのだろう。  勿論お経関係の本なので、読んだから理解した、という訳には到底なっていない。  それでも、わずかに少しだけ理解できたことは、基本的には「他力本願」の意味だったろうか。  ナンボお経を熱心に読んで理解した所で、結局はそれで極楽へ行けるか地獄に行くのかと言うことには成らず、最後には「南無阿弥陀仏」と唱えることで極楽行が決まるとのことである。  これがどうも誤解されているようだと言うことでの「異なる理解を歎いている」と言うことで書かれたようだ。  ずいぶん以前に、ある国会議員が「全ては他力本願」と言ったことを記者が取り上げて「無責任に過ぎる」と言うことで突き上げたことがあった。  この本の最後には「わが浄土真宗にとっては大切な聖教である。仏の教えを聞く機縁が熟していないものには、安易にこの書を見せてはならない」とある。  国会議員の先生はこのことをお忘れになっていのだろうか。  また大分経ってから読み直してみようと保存棚に入れた。

投稿者:つねちゃん
at 06 :37| 健康 | コメント(0 )

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