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2016 年09 月13 日

読書感想文

 毎朝の音読の一つに「醒酔笑」(安楽庵策伝 宮尾與男 訳注 講談社学術文庫 刊)という本を使ってきて、先日読み終えた。  もともと落語が好きで、いくつかの落語の元々のネタがこの本を参考にしていると聞いていた。  ところが、どうしても分厚いので、なかなか手が出なかったのである。  でも約1年ほど前に、たまたま時間的にも気分的にも余裕が出た時に「読んでみようか」と言うことになった(した)のである。  最初のうちは頑張り心が勝っていたので、古文的な表現もなんとなく読みこなしてきたのだが、最後頃にはかなりへばってしまった、というのが本音である。  でも、言わんとしていることが楽しいので、300話余りを読み切った。  策伝という人物はこの本でしか知らないけれど、可笑し味を覚える傾向が、いくつかに偏っていることであったろうか。  特にそれが嫌味にならないので、これなら落語好きな人にも受けるのだろうと感じた。  でも、やっぱり「古文嫌い」の私の性格は治らず、これからはもう少し砕けたものにしたい。

投稿者:つねちゃん
at 06 :34| 健康 | コメント(0 )

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