2016 年09 月29 日
金木犀のいい香り
今年もこの季節が来たか、という例年の香りの一つがこれである。 2階の私の部屋の目の前にあるので、この季節がいつ頃からか楽しくなっている。 正直、若いころは「植物の臭い」というもの自体に全く関心が無く、むしろ「なんだこのトイレの臭いは」と嫌悪感が先に立つようなものだった。 それ以外にも薔薇や菊なども「嫌いな臭い」の一つだった。 勿論、みんなでいる時には、口調を合わせて「良い匂いだねぇ」とやっていたものだが、本音は全く正反対だった。 それがいつ頃からだろうか。 やはりリタイアしてからだったろう。 別に蓄膿症に代表される鼻炎などを患っていた訳ではなく、口でうまく言い表せなかったけれど、むしろ人一倍嗅覚には敏感だったと思う。 そうだなぁ、若い時に植物の臭いで「良いなぁ」と思ったのは、やっぱり「花見の時の桜」、梅干しを連想させる「梅」だったろうか。 いずれにしても「風流人」とはおおよそ縁のない場所にいたものだ。
投稿者:つねちゃん
at 06 :04| 健康
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