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2016 年11 月07 日

自警録から

 朝の音読の後継として選んだのが、新渡戸稲造の「自警録」と洪自誠の「菜根譚」である。  未だそんなに読み進んでいる訳ではないが、先日、一つの刺激として心に残った言葉があった。  勿論、どちらも優れた言葉が並んでいるのだが、「なるほど」「それもそうだなぁ」「それはそうだが、自分にはできないなぁ」などと一通りの感慨を持っているのだが、この言葉は、今更ながらだけれど、改めて自分を顧みる言葉として残ったのである。  「負けて退く人を弱しと思うなよ 知恵の力の強き故なり」という言葉である。  新渡戸稲造の言葉ではなく、高杉晋作の言葉だという。  在職中は「向かってくる機関車」と綽名された自分だけれど、退く人を見て「勝った勝った」と快哉を叫んでいたのではなかったろうか。  今更反省しても遅いのだが、今からでもこのような場合「本当に買ったのか、相手はもっと知恵があって『無用な争いを避けた』だけだったのではないか」と思うようにしたいものである。

投稿者:つねちゃん
at 10 :16| 健康 | コメント(0 )

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