2017 年07 月05 日
読みかじり
書き写しの種本としているのに「菜根譚」を使っていることは、以前にも書いたと思うが、一昨日読んだ節が、先日の都議選の結果についての総理の発言に何だかぴったりするようなので、私なりの理解で書かせていただく。 百言のうちの31番目である。 本によって編集が違うかもしれないが、私の持っている本での話である。 「恵まれていながら、することは冷酷とは」。 恵まれた環境にいながら、冷酷な仕打ちをする人には、二種類あるとの説。 一つは、恵まれない環境で育って、運と努力で恵まれた環境にいる人。 もう一つは、生まれながら恵まれた環境にいたお坊ちゃん。 前者は「駄目なのは努力しない怠けもの」という判断からだが、仕事についてからは「これが飯の種、これしかない」という気持ちから企業内研修所を卒業してそれなりに頑張った。 後者は、全く縁のない世界だった。 私自身も「努力しない奴は怠けもの」という意識が無かったとは言えない。 ところが、先日の都議選での総理の発言は、まさに後者の典型だったのではないだろうか。
投稿者:つねちゃん
at 07 :11| 健康
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