2017 年11 月14 日
読書感想文
「そういうふうにできている」(さくらももこ著 新潮社刊)である。 ご存じのように「ちびまる子」の作者で、当然女性である。 前回読んだ本と同様に、私の考え方と同様な「のほほん 仄々」とした内容だと、中身も見ずに朝の音読に加えた。 ところが、読み始めてしばらくしてから「選択を誤った」と感じたが、「乗り掛かった舟」ということで、約1カ月半かけて読み切った。 まえがきも、あとがきもこの本独自なのか「付記」と言うものも、それなりにしっかりと読んだ。 女性の妊娠から出産に関するエッセーである。 何故途中で止めなかったのかというと、私だけではない男性にも「産みの苦しみ」と言うものがあったのではないか、ということからである。 多少自慢的に言うと、あるシステムの「発想」「企画」「提案」「稟議」「差し戻し」そして「検討開始を承諾」「予算提案」「基礎調査開始」「設計のための組織化」「協力会社との調整」「社内調整」そして漸く「本格設計の開始」「利用システムとの調整」「設計・製造」「提供とサポート」などの段階を踏んだことであった。 出産とは違うだろうが、「誰だってそれなりに苦労しているのだ」と思ったからである。 リタイアした今、そんなことには遭遇することもないし、正直遭遇したくも無いのだが。 それでも、細かく見れば、毎日がその連続である、と思うと、何だかこの本にも共感を覚えるし、ただ漫然と過ごすよりは楽しいではないか。 後継書は、ももこさんから少し離れて「浄土三部経」のうち「観無量寿経」である。 記録によれば、今度が4度目になる。 そろそろ終わるのが「教行信証」なので、その後継には仏教から少し離れてみようと思っている。
投稿者:つねちゃん
at 08 :20| 健康
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