2018 年12 月07 日
読書感想文
実は、これは書かないでおこうと思ったのだが、そんなに気を張ってこのブログを書いている訳では無いし、読者の方々もそんなに期待されている訳では無いと、勝手に思い込んで、自分の恥経験という意味でも書き留めておくことにした。 『浄土三部経(上)無量寿経』(中村 元、早島 鏡正、紀野 一義 訳註 岩波文庫)である。 恥経験と言うのは、「文字面だけを追った」ということから、「何だか所々有り難いような文章があるのは分かるけれど、前後を読み直してみても、ほとんど内容の理解には至らなかった」ということである。 訳者のお一人の紀野一義さんの講話は、在職中の研修所で2度程聞いたことがあるのだが、当時は「お経、と言うのは有り難い言葉が並べてあるけれど、現実世界では全く実用的ではない」と思い込んでいた20代の初めだったから、内容は全く覚えていないし、特別な感想も無かった。 しかしながら、今回読んで、50年近く前より、少しだけ「内容を理解しようと努めた」ことは間違いないし、時々第三者的に自分の読んでいる姿や声を聞くと、門前の小僧にも及ばないけれど、なんだか断片的に理解できるところがあった、ということだろうか。 従って、この本は「読んだ本」として不要書籍として寄付することは、もう少し待ってみることにした。
投稿者:つねちゃん
at 06 :28| 健康
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