2019 年03 月26 日
昨日の続き「技術屋」
昨日の続きになるが、久しぶりに電子情報による「説明書」をしっかりと、十分かどうかは別にして、理解しながら読み進めた。 30数年間IT部門に従事していて、ある程度技術的なことにも目を向けてきたつもりだったけれど、やはり、私が学習して身に着ける知識の量と速度及び高度化は、とてもじゃないけれど付いて行くのに「無力感」を覚えることになってしまった。 新たな疑問にぶつかると、「調べて、自分なりにある程度の納得レベルに達するまで」しつこくついて行った。 このことは、50年近く前に、あるメーカーに設えた将来の私が属するチームの約20名の事務所になる所に、約3週間「独りぼっち」で過ごした時のことを思い出した。 メーカーの人は、私のことを心配しながらも自分たちの仕事を進めるために、午前と午後かならず「こんな仕様にしましょう」と持ち掛けてくる状態だった。 基本的に説明を受けては「駄目だ」と応じていた。 何も「メーカー苛め」をするつもりは無かったのだが、比較案をもって来ての優劣比較をしていないのである。 だから、逆に自分の時間がたっぷり持てて、当時は一つの意味での「黎明期」だったから、メーカーが提供してくれるマニュアルは、横積みにして約1.5mくらいあったが、飽きもせず、眠気も感じず、繰り返し、繰り返して読んだ。 私のチームの皆が来る少し前に、その工場の発表会があり「参考にされては」と言う招待が有ったので、参加させてもらい、その後の懇親会で工場長と言う方に「なぜ提案を受けてくれないのか」と言われて「私なりに比較検討して、長所短所に疑問を持っているが、それに答えてもらっていない」と言って、叱られるかとも思ったが、多いに誉められたものである。 良い思い出とともに、学習の楽しさを今更ながら覚えた。
投稿者:つねちゃん
at 06 :46| 健康
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