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2019 年03 月28 日

単位の最小

 昨日の続きになってしまうが、大きいものがあれば、当然小さい物もある訳である。  和名の「割・分」「厘」「毛」は野球の打率や金利などでもよく見かける単位である。  ちなみに「毛」は、欧米式の「m」である。  昨日と同様に、欧米式の物から。  電子レンジでお馴染みの「μ(マイクロ)」、最近偶に聞く「ナノメートル産業」で耳馴染んでいるかもしれない「n(ナノ)」、少し前の私等の時代にコンデンサーの容量で使った「p(ピコ)」くらいまでは、「何だか小さいなぁ」と言う感覚になるが、「f(フェムト)」「a(アト)」「z(ゼプト)」、最後が「y(ヨクト)」で「10のマイナス24乗」である。  では、和式では10の乗数が「1」下がるごとに細かく名づけられている。  興味のある方はお調べになると、楽しいですよ。  最後だけ紹介しておくと「10のマイナス26乗」は「涅槃寂静」だとのことである。  最大も最小もの和式呼称は、仏教世界の言葉なのだろうか。

 和式の物は次の通りです。  −4乗から  糸 し      忽 こつ      微 び       繊 せん  紗 しゃ     塵 じん      埃 あい      渺 びょう  漠 ばく     模糊 もこ     逡巡 しゅんじゅん 須臾 しゅゆ  瞬息 しゅんそく 弾指 だんし    刹那 せつな    六徳 りっとく  虚 きょ     空 くう      清 せい      浄 じょう  阿頼耶 あらや  阿摩羅 あまら  どうですか。  (曖昧)模糊、逡巡、刹那、虚しい、空しい(どちらもむなしい)よりもまだ小さいことを数えることがあったのですね。

投稿者:つねちゃん
at 08 :50| 健康 | コメント(0 )

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