2019 年11 月26 日
読書感想文
今年の3月中旬から「音読」の材料として読み始めた本である。 約8か月かけて楽しく読み切った。 「辞書から消えたことわざ」(時田昌瑞 著 角川文庫 刊)である。 著者が「あとがき」で述べられているように「約二百のことわざの半分以上は大きなことわざ辞典にも載っていない」ものだそうで、当然私としても、まったく聞いたことのない物が多かった。 そういう意味では、著者のあとがきからの抜き刷りが、そのまま私の感想文になるように思うので、勝手ながらその部分を抜き出して感想文とさせていただきます。 全く使われなくなったものは、知らないで当然なのですが、今は別の姿で登場している物も多いので、ここではその「元の物」が結構あります。 それらのいくつかを紹介してみましょう。 「鰯の頭も仏になる」は「鰯の頭も信心から」。 「逃げた猪の大を誇る」は「逃がした魚は大きい」。 逆の言い回しには「過ぎたこと言えば鬼も笑う」は「来年の事を言うと鬼が笑う」。 「トラの皮を着る羊」は「羊の皮を被った狼」等々です。 購入したのは、確か昨年の暮れだったから、まだ本屋にはあるのではないでしょうか。 一度お目通しされてはいかがだろう。 決して肩の凝る話は無いから。
投稿者:つねちゃん
at 06 :42| 健康
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