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2021 年07 月22 日

謡曲を音読(5/21に採用された)

 父の謡曲本「宝生流 旅の友 天・地・人」(3巻)をようやく読み切った。
 父がいろいろと書き入れていたのはそれなりに学習していたのだろう。
 免状としては「中伝 奥」という言うものが残っている。
 私自身はずいぶん昔に約半年余り週一で団体で大坪喜美男先生に教わったことがあるが、結局ものにならなかった。
 だけれども、所々の言い回しなどが好きで、これを見つけた時、せっかくの物だから、せめて覚えられないまでも「音読」の材料として始めたのはもう大分前になる。
 崩し字が多くて、途中他のテーマに気を取られて嫌気が差し、ずいぶんサボりながらだった。
 再開したのは、新しくなった図書館から「謡曲大観 全五巻」を借りられたからだった。
 現代文として読み続け、先日ようやく全て読み切った。
 聞いたことの無い曲目もあったけれど、ともかく「やった!」という気分である。
 これで、晴れて古本業者に引き取りお引き取り願うことになる。
 「目方幾ら」で二束三文にもならないだろうが、父が逝ってもう20年近くになって、また一つわずかな供養になったと思えば、気分が良い。
 これから時々「鶴亀」「鞍馬天狗」最初に習った「殺生石」などの一節などを思いつくままに独吟して楽しみとしたいものである。

投稿者:つねちゃん
at 09 :18| 健康 | コメント(0 )

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