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2023 年11 月22 日

読書感想文

 今回の本は、間違いなく父の蔵書である。  根拠は消費税が3%時代の値段が付いている。  これも雑学の内だったのだろう。  「考証 ものしり読本」(稲垣史生 著 三笠書房 刊)である。  リタイアしてからそんなに時間の経過がしない頃から今でもその傾向の番組がそれなりの視聴率を上げているようだが、最初の内は「ヘェー、ホントゥ」等と奇声は挙げなかったけれど、それなりに楽しい驚きを感じながら興味深く見入ったものだった。  所謂「時代考証」ものである。  でも、この本に網羅されているほどの事は当然知らなかったが、興味の持ち方が「またかぁ」という気分になった事である。  でも、古本屋や図書館で見かけられたら手に取ってみても面白い項目に出会うかもしれない。  例によって、目次で紹介させていただく。  はじめに だから歴史に血が通う!だから時代が動き出す!  一章 武士の「暮し」24時間---将軍から貧乏浪人迄 殿様のある一日 それはこうして始まった 将軍の警護役  “金策”に明け暮れていた強者たち 江戸城「大奥絵巻」の内緒話 三千の美女の生活振りは? お家騒動     “火種”を撒いたご落胤の運命は 下級武士の「台所」事情  彼らはどう遣り繰りしていたのか “無芸”浪人  傘張り内職さえできなかった事情とは 旗本達の暮らしぶり  なぜ、こんなにまで窮屈だったのか  二章 世界一の大都市・大江戸  それはこうして誕生した! 江戸「八百八町」  その風俗・習慣はどんなものだつた 町の顔役・名主と大家はどんな仕事をしていたか 職人  なぜ、“宵越しの金”を持たなかったか 時代劇の“花形”岡っ引き、実はその正体は 江戸を騒がせた個性派揃いの怪盗・義賊の面々 なぜ茶屋女は、江戸の庶民の人気を集めたのか  三章 豪商達の「表の顔」と「ウラの顔」 “成金”豪商達の「豪遊・散財」記 これほど凄かった商家の「婚礼」  その見合いから床入りまで 家訓「家内用心集」が教える商家の暮らし  四章 裁く人・裁かれる人  お白州で生まれた「人間模様」 大岡裁き・遠山桜が生まれた「ウソ」と「真実」 “島流し”覚え書き  別天地に生きた犯罪者たち  五章 街道・宿場・関所 そこで一体何が起きたか 参勤交代  東海道・大津---江戸間、その宿泊料は幾ら掛ったか なぜ仇討ちは、成功率が僅か1%しかなかったのか 家康の深謀  虚無僧は、実は幕府の「隠密」だったのか やくざ・渡世人  彼らは裏街道をどう旅したのか なぜ江戸っ子が、温泉旅行に夢中になったか 物騒・不便のひとり旅  女性はどうやって旅をした  私が結構好きな落語家がいらして、彼がブログ的に書いたものを読ませていただいている。  そんな中で彼が「江戸時代に憧れます」と口癖のように書いているが、果たしてこの失態を知ったら、本当に言えるのだろうかと心配になります。

投稿者:つねちゃん
at 05 :56| 健康 | コメント(0 )

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