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2008 年4 月22 日

行政はマニュアル捨てよ

日経新聞4月21日の「インタビュー領空侵犯」に作家藤原智美氏のインタビュー記事「店員はマニュアル捨てよ」が載っていた。

氏は接客産業のマニュアル化に疑問を感じているという。マニュアルが導入された店はどこも対応が丁寧だが、丁寧なだけで店員と客との個別的な人間的なかかわりが失われ、心に響かないという。
そして、「怖いのはマニュアル化した言葉のやり取りがサービス産業を越えて一般の人間関係にも広がっていること。(略)若者はお互いに衝突を避け、相手の人間的な深い部分には決して切り込まない。その場の空気を読み、そこに自分を当てはめるという作業ばかりしています。」という。氏の言うとおり、マニュアルは人間関係のあつれき・ぎくしゃくを避ける潤滑油にはなるが、それ以上の人間関係を作る道具にはならない。
また、聞き手からの一言。「名店といわれる料理店を作るのは客だという。客の肥えた舌や様々な要求が店を進化させるからだ。(略)店と客との対話がないところに進歩も発展もない。」

同じことは行政にも言えるだろう。いや、行政は住民を「客」としてとらえないし、住民に対して丁寧な対応すらしないからそれ以下か。fuji200421



投稿者:ゆかわat 23 :58 | 日記 | コメント(0 )

2008 年4 月16 日

市民オンブズマン福井総会

 先日、市民オンブズマン福井の10年目の総会に行ってきた。総会に出席するのは2年ぶりだし、オンブズマンの会合に顔を出すのも1年近くご無沙汰していただろうか。
 市民オンブズマン福井は、全国の市民オンブズマン組織の中でも、市民主体、弁護士はサポート役に回る珍しい組織だ。地方行政・地方議会を監視し、情報公開請求と住民監査請求だけを武器に行政・議会にもの申す存在だ。
 発足当初と比べれば若干メンバーは減ったものの、よくも10年も、それも毎年活動の幅・層を厚くしながら続けて来れたものだ。

 10年目の節目に小冊子を発刊した。「一人ひとりがオンブズマン」。
 まさに、市民オンブズマン福井のメンバーがそれぞれに課題を持って、自分の問題意識を行動に移している。現在でも、福井市のみならず、大野市、小浜市、敦賀市でも、本人訴訟まで提起して、弁護士におんぶにだっこではない、独自の取り組みをしている。これまでも、勝山市や武生市や鯖江市や今庄町でも、独自の取り組みをしてきた。保守王国福井で、行政・議会を市民の手に勝ち取る、権利のための闘争が熱く続いている。
ombuds



投稿者:ゆかわat 23 :02 | 日記 | コメント(0 )

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