<< 2014/11 | メイン | 2015/07 >>
2014 年12 月20 日

ベイマックス

子供たちと一緒に観てきました。なかなか良かったですね。
映画館は子供向けに設定しているので、2D・字幕版の上映回数・上映館が少なかったですが、でも空いていてなによりでした。

キュートで笑いに尽きないところもいいですし、涙あり、でも最後はハッピーな気持ちにさせてくれるところもディズニーならではですが、いろいろ考えさせてくれるところもあり、その点でもよかったです。はたしてロボットと人はどちらが優しく「人らしく」なれるのか、人ではなくロボットではないのか、でもそんなロボットも人が作ったのではないのか。でも、私が一番心に残っているのは「兄を殺した人を殺して満足できるのですか」という重い究極の問いかけでした。その人がまた別の闇を背負っていて、心底悪い人などいないというメッセージも重いものがありました。

一度、笑いと癒しと、いろんな問いかけを求めて、是非ともご覧いただきたい映画でした。

投稿者:ゆかわat 23 :46 | ビジネス | コメント(0 )

医療過誤裁判の過誤

末期がんの高齢者に対する食道ステント留置術の術後、手術部位付近から出血して死亡した事案。
大阪地裁は医師に義務違反は認められないとして患者側の請求を棄却した(判例時報2236号128頁)。
判決理由は、診療ガイドラインに反してないし、ガイドラインには100歳の患者には手術の適応はないとは書いてないから、というものだ。

しかし、唖然とする。ガイドライン裁判か。それなら裁判所は要らないだろう。
まるで、電子レンジで濡れた猫をかわかしてはいけないと書いてないから、電子レンジで猫を乾かして死なせたらメーカーに責任があるというアメリカの裁判そのものではないか。

ガイドラインに書いてあろうがなかろうが、100歳の末期がん患者に食道にステントを埋め込む術式の適応がないことは常識だろう。
自分の常識に自信が持てずに、ガイドラインにすがるぐらいなら、裁判などすべきではない。

投稿者:ゆかわat 11 :31 | ビジネス | コメント(0 )

<< 2014/11 | メイン | 2015/07 >>
このページのトップへ