たてもの探訪 【ヨドコウ迎賓館】
兵庫県芦屋市の山手にある住宅街、敷地もでかいが家も大きい。
「すっげー、やっべー、でっけー」とつぶやきながら坂道発進を繰り返していると
ひときわバカデカイ洋館を発見
木々に囲まれていますがかなりの大きさ。
アプローチを抜け、ようやく建物が姿をあらわしました。大正時代に建てられた重要文化財の【ヨドコウ迎賓館】です。
設計したのは、建築界の三大巨匠の一人と呼ばれるフランク・ロイド・ライト。日本に現存するライトが設計した数少ない建物の一つです。
室内は大谷石(おおやいし)と水平ラインを強調した幾何学模様が特徴的です。
4階にある食堂からバルコニーに出てみると
神戸市街までが一望でき、遠くには海が望める贅沢な眺めです。
かつて金沢の湯涌温泉にあった白雲楼ホテルもライトの設計だったといわれています。このように保存されているものもあれば、取り壊されてしまう建物もあります。歴史的に残すべき建物の価値をしっかりと認識することは、歴史上に生きる我々の義務だと思いました。
投稿者:JC
at 20 :28
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たてもの探訪 【六甲の集合住宅】
神戸の六甲山の途中にある建物。急傾斜の崖に張り付くように建っています
鉄筋コンクリートで造られおり防御力もかなり高そうで、地球防衛隊の基地を発見したと思いましたが、実は「六甲の集合住宅」で知られる安藤忠雄先生の3つの建築群でした。
窓をよく見ると、日射を遮るためと思われるハイテク装置「スダレ」が確認できます。
最初にこの建物が建てられたのは1983年。20数年たった今でもクールです。
下の写真はお隣の2期目の建物。上と同様に自然の緑の中のコンクリートって感じです。
こちらは3期目の建物、先ほどのものよりサイズが大きくなっています。
遠くを見ると神戸の市街地が見えます。ロケーション最高です。
しかしこの六甲。坂道が結構急なので、次回来るまでに坂道発進を上手にできるようにしておこうと思いました。
投稿者:JC
at 16 :07
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たてもの探訪 【神長官守矢資料館・高過庵】
ここ最近、独断と偏見で各地にある「ケンチク」を探す旅に出ております。昨日訪れたのは長野県茅野市にある「神長官守矢資料館(じんちょうかんもりやしりょうかん)」です。
素材そのものの力強さがスゴイです。壁は土と木、屋根は瓦ではなく鉄平石で葺いてあります。
設計は茅野市出身の藤森照信先生、施工は友人や知人からなる縄文建築団でまさに手作りです。
自然素材というより自然そのものから作られている感じがします。
すぐ近くの森を見ると、何かが見えます。
鬼太郎ハウスに似ていますが、「高過庵(たかすぎあん)」という茶室です。窓からは茅野市街が一望できるでしょう。屋根は銅板からできているそうですが、当初のキラキラが落ち着いた色に変わっています。
運よく、資料館の方から茅野市民館で藤森先生の展示会を開催していると教えていただき、寄ってみました。今までの作品の写真や模型などが陳列してあり
外には「空飛ぶ泥舟」という名の茶室?がおいてありました。
さっそく会社で建築団を結成して手作りをしようと言ったところ、「みんな忙しいから」と断られました。ちょっと唐突すぎたようです。
投稿者:JC
at 19 :16
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