たてもの探訪【箱木家住宅】
兵庫県神戸市の山間にある古民家「箱木家住宅」。これは日本最古の現存する住宅と言われているもので、通称「箱木千年家」とも呼ばれています。建てられたのは14世紀頃だと伝えられています。
一般の民家に見られるような構造が外部に出てきていません。堅穴式住居が地面から立ち上がったばかりの構造形式だとも考えられています。
基礎らしきものも見当たりません。
軒先もかなり低く、かがんで家に入らなければなりません。
内部は畳の部屋がありません。これは一般に畳が普及する以前の建物だからです。床板も鉋(かんな)がない頃の仕上げでボコボコしています。
金沢の湯涌にも古民家を移築したゾーンが作られたので、見学しに行こうと思っています。
投稿者:JC
at 10 :03
| たてもの探訪
内見会予告
11/6(土)7(日)金沢市土清水3丁目におきまして、完成内見会を開催いたします。温熱環境の良さを活かし空間を無駄なく使ってあります。ぜひお越しください。
投稿者:JC
at 17 :28
| イベント情報
石
いろんな建築を見てまわっていると、なんらかの形で使われている石。種類や形も様々でいろんな表情を見せてくれます。
外壁や内装に
塀にも
庭にも
これは集合住宅のアプローチにある石垣、自然の雰囲気を醸し出しています。
このようにいろんな石を探し求めていると、あろうことか体の中に石をこしらえてしまいました。人工の石より、自然の石のほうがいいと身をもって痛感する出来事でした。
投稿者:JC
at 10 :31
| 建築
たてもの探訪【舞洲スラッジセンター】
大阪市の舞洲(まいしま)。ひときわバカデカイ怪しげな建物がありました。トラックがミニカーのように小さく見えます。
正面から見上げると、かなりヤバイ感じ。駐車場には観光バスが停まっていて謎は深まるばかりですが、実はゴミ処理場(大阪市環境局舞洲工場)でした。オーストリアの芸術家フンデルトヴァッサー氏の設計です。一般的なゴミ処理場のイメージとはかけ離れた楽しい建物?
ふと目を凝らすと、向こうの方にも何かやらかしてあります。
やはりこちらもフンデルトヴァッサー設計の大阪市の下水処理場(舞洲スラッジセンター)でした。どちらの建物も緑がふんだんにちりばめられ、窓からも木々がはみ出しています。
自然と人間の共生を願い、環境保護を訴えた建築家のメッセージです。
とりとめもなく続く建物探訪。雪が降るまでは細々と続きますのでご容赦ください。
投稿者:JC
at 19 :28
| たてもの探訪
【外断熱・自然通気工法】セミナー開催!
10月9日から11日までの三連休。「かたりべの家」はオープンしております。なお10日に外断熱・自然通気工法の設計者のセミナーを開催します。
住宅の快適性、省エネ性はもちろん永く住み継がれる家の作りかたを解説してくれます。
時間は午前の部10:00〜、午後の部13:00〜となっておりますのでぜひお越しください。
投稿者:JC
at 16 :32
| イベント情報
たてもの探訪【住吉の長屋】
大阪市住吉区の住宅街。道が狭く建物が密接に建っています。
普通の住宅の中に、普通ではない建物がありました。
これこそが安藤忠雄先生の「住吉の長屋」。凄すぎる伝説の住宅です。
一見、窓がなく自然環境と隔絶したような印象を受けますが、内部では建物は前後に分割されその間は中庭なのです。建物の3分の1を占める中庭を通して外部へとつながる家。しかし雨の日にはトイレに行くにも傘をささなければなりません。
提案した建築家もすごいが、受け入れる施主はもっと凄いと思いました。
投稿者:JC
at 19 :47
| たてもの探訪