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2011年12月5日

かぶらずしhistory

おはようございます。
今週のブログを担当させていただきます、石王純子です。
どうぞ、よろしくお願いします。

あっというまに師走となり、かぶら寿しの漬け込みがピークを迎えました。
かぶらずし下漬けを待つ、畑から収穫したての早生大かぶコンテナの中のかぶらクンたちが、円筒形にくり抜かれて
素早くカットされていきます。
ほんの数ミリの厚さが、微妙な味のバランスを決めていく!
真剣な眼差しで包丁を動かしています。

かぶら寿しの発祥地は、石川県金沢市だとか。
まだ、魚が高級品でなかなか手に入りにくかった頃、
保存食として麹で発酵させた、という説があります。
また、高級な魚を庶民が堂々と食べづらかったので
かぶらにはさんで、わからないようにして食べたって話もあるそうで。
ずいぶんと昔から、郷土食として食べられていたようです。

現在では、かぶら寿しを作る場合、
金沢では、青かぶらに鰤(ぶり)を挟み込んだものが主流のようです。
しかし、なぜか富山県では
早生大かぶに鯖 (さば)を挟み込んだものが、定着。
勿論、鰤も作りますが、一般家庭では、鯖が大多数を占めるようです。
今の時期の鯖は、脂がのってかぶとの相性抜群!
スーパーでも、かぶら寿し用の鯖、でカットされて売っているほど。
でもとても不思議なのは、
呉羽山を超えると"「かぶら寿し」って何?"、初めて食べたわ〜"といまだに聞かれること!。
食文化って、奥が深い。

只今放映中のCMを、樽蔵ホームページに載せました。
 さて、イケテルさんはどこにいるでしょう?


投稿者:樽蔵at 04:54 | 日記 | コメント(4) | トラックバック(0)

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