2007 年9 月8 日
中世の館跡3
今年の1、2月に紹介した隣地の中世の館跡ですが、
現在は宅地造成も終わり、
完全に痕跡は消滅しました。
今更ですが、
造成前に1~2週間ほどの期間で行なわれた
当時の発掘調査の様子を紹介します。
発掘の取り掛かりは、こんな感じでした。
少しは堀らしいものが出てくるのかなと
思っていたら、予想を超え意外と大きな堀が
出現しました。
現存しているお城のような立派なお堀と
比べたらたいしたことないのでしょうが、
身近な所に、このようなお堀が在ったなんて
ちょっとびっくりです。
お堀から水路のようなものが延びていました。
水路の先には別の堀が存在していたようです。
堀の内側にあたる部分を3~40cmほど掘り下げた位置に
当時の地盤が現れました。
ところどころに空いている穴は何があったんでしょうね。
杭跡?建物の束跡?なんなんでしょう・・・
唯一の出土品らしきもの。
杯(さかずき)ですかね?
自分の家の敷地内も、掘り起こしたら
上の画像のようになっているのかは判りませんが、
周囲に散在している堀の跡の大きさを考えると
やはり、このようになっているのだと思います。
(推測ですが・・・)
今回の調査は、どこかで発表されたか、
記録として保存されているのでしょうね。
その記録を見てみたい気もするのですが、
どうしたら見られるのやら・・・
投稿者:やまき
at 22 :15
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