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2008 年10 月26 日

ガセネタリウム

以前から全然違った星空のプラネタリウムと全然違った神話を組み合わせたSF的プラネタリウムというのを考えていた。「青の魚座β」とかね。(光瀬龍入ってます)

夏にSF大会でやった時、名札にパチンコ北斗の拳の広告がはいっていたせいか、そういう人達が多かったのか、北斗七星のアルコルを見つけて「死兆星だ」といった人がいたのです。すぐにネタに取り入れて、「北斗七星の柄から2番目の星のそばに小さな星がみえますか?」「見えますね。・・・死兆星です」とやったら、とてもうけました。

そうか、星はそのままでも解説をでたらめにすればいいわけだ。これでガセネタリウムができる。公共の施設や学校では絶対できないプラネタリウムだ。

「北の空高く5つの星が輝いています。これは有名ですね。マクドナルドの看板です」
「南の空に3つ並んだ星が見えますか。だんご3兄弟です」
「この3つ星は勇者オリオンが鬼ヶ島に鬼退治に出かけた時、お腰につけたキビダンゴだといわれています」
「オリオン座の肩の星はベテルギウス。その左の明るい星は子犬座のプロキオン。その下の明るい星は大犬座のシリウス。3つの星で冬の大三角ができます。この大犬、子犬はオリオンからキビダンゴをもらってお供した家来の犬です」
「これが子犬座、これが大犬座、これが超大犬座です」

こんなのがガセネタリウム。(冬空編)

投稿者:ヒゲキタ
at 18 :20 | 日記 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2008 年10 月25 日

看板を作る

以前段ボールで作った看板がかなり傷んできたので、
キロスターの看板をプラ段ボールで作った。
文字と絵はガムテープでかいてみた。
キロちゃんバージョンとダースベイダーの暗黒星雲賞バージョン。
ガムテープで駅の案内表示を作る人がいる。
修悦体
看板1



投稿者:ヒゲキタ
at 19 :27 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2008 年10 月21 日

ドーム映像感想(3)KAGAYAの銀河鉄道の夜

さて、東京で見たドーム映像のもう1つは「KAGAYAの銀河鉄道の夜」である。
いやあ素晴らしいでした。ほとんど文句のつけようがありません。
みなさんも機会があったらぜひ見ておいたほうがいいです。
CGでの視点移動はドーム映像では快感です。
白鳥の飛行から三角標、北十字から南十字までのイメージが素晴らしい。
無理してドーム3Dにする必要がないくらい。完璧です。

小さいことですが、途中分割投映の一部で話が進行する場面。
そこだけ普通の映画になってしまうのでもったいない。
ドームなんだから分割しないでダイナミックに視点移動をして欲しい。

それと、賢治さん、てのはどうなんだろう。思い入れがあるんだろうけど、宮沢賢治でいいのでは。普通の人も見るのだし。

ドーム映像でいままで一番インパクトがあったのは福井エンゼルランドのドーム映像の前にやる、福井の観光のショートフィルム(たぶんアイ・マックスドーム)。その中に福井市内をバスで通るシーンがあるのだが、これはホントに怖いというか気持ち悪くなる。
ストリートビューとかつかえば街中を高速サーフィンする映像とか作れるんだろうな。ドームでやるとかなり船酔いしそう。

投稿者:ヒゲキタ
at 17 :57 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2008 年10 月18 日

テレビ生放送で大失敗の巻 でござる

 今日は幼稚園のハロウィンの催しでプラネタリウムを投映。怖くて入れない小さい子もいましたが。みんな仮装しているのがおかしい。魔女の格好して怖いって言われてもなあ。(笑)
 午後から地元のテレビ局テレビ金沢の夕方の番組に出演。先先週撮ったビデオと5分くらいの生出演。生出演では実際にプラネタリウムの中にMCと入り星空を映して見てもらうという段取りだったのだが・・・。テレビカメラでは星が写らないというので、電球の電圧を上げることにした。普通は3Vのところを4.5Vにするとなんとか写るので本番でつけたらいきなり電球が切れてしまった。あわてて電球を交換したらまた一瞬で切れてしまった。その場はドーム外の映像に切り替えてしのいだが、電圧が6Vになっていたのだ。そりゃ切れるわ。気が付いて、エンディングには少しだけ星空を映すことができたが、生放送は大変だ。


投稿者:ヒゲキタ
at 20 :30 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2008 年10 月17 日

ドーム映像感想(2)科学技術館シンラドーム

 基本的には4D2Uと同じだが、より大きいDLPプロジェクターとつなぎ目のないドームスクリーンなど改良されている。明るさのムラもない。しかし波長分割フィルターのドーナツ型の視界の狭さはかわらない。首を動かすことで対応。
 番組はコズミックビュウは4D2Uそのまんまなので、国立天文台に予約して行くよりシンラドームに行ったほうがいいと思う。他の番組も見れるし、すいている。(10時半からの番組は観客が自分1人だった)ぐりぐり動かすMITAKAを見たいときは土曜日のユニバースというイベントで見れるそうです。
 同じ番組を3Dではないフルドームでも投映しているらしいので、そっちで見たほうがいっそいいかもしれない。
 セントラルドグマは細胞内のしくみを分子機械の活動に見立てて(ホントにRNA とかがメカデザインなのだ)おもしろかった。DNAが細胞内宇宙の軌道エレベーターのように無限に伸び、宇宙船のような分子向上がドッキングする様は凄い。理化学研究所が作ったらしい。これはお薦めだ。
 もう一本の宇宙ステーションの番組も見てくればよかった。
 オルハリコンの社長は学生時代から全天映像をつくっている天才的な人だとウィルさんから聞きました。たしかにこのシステムは凄い。ストリートビューから水族館、体内、宇宙、原子の中までまさに新羅万象を映せるシンラドームだ。
 3Dドームの没入感についてだけは、意外なことにヒゲキタの立体映像のほうが上だった。セントラルドグマでも細胞の中に入っていくシーンでは「おおっ」という歓声が上がっていたが、映像の中に入る、包み込まれるという、没入感はヒゲキタのドームのほうがより大きかったのだ。
 これはヒゲキタのドームが小さいため、物理的にスクリーンの中に視野が入り込んでいるためと思われる。よりCAVEのような全面スクリーンに近いわけだ。シンラドームは傾斜型ドームなのだが、半球なため、真横方向までしか投映できない。立体効果も体が包み込まれる寸前で途切れてしまう。いわば寸止め没入感なのだ。
 これは思わぬ利点を見つけた。この効果を最大限に活かすためヒゲキタドーム(キロちゃんドーム)の改良をする。ドームの地平線以下の壁の部分も白いポリを張ってスクリーンにしてみようと思う。11月8日のMake: Tokyo Meeting 02 では没入感のアップした手作り全天周立体映像 KAGE-3D が見られるはずだ。
 それからこのイベントには学生さん手作りのレンズ式プラネタリウム「Qスター」が登場するかもしれない。投映星数200万個というまさにメガスター2世だ。キロスター VS メガスター 名前で負けてるぞ。ドームでも負けてるぞ、というか勝負にもなってないぞ。がんばれキロちゃん! みんな見に来てね。

投稿者:ヒゲキタ
at 09 :35 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2008 年10 月16 日

ドーム映像感想(1)4D2U

 まずは4D2U。岡山で平面スクリーン3Dのを見たので、やはりドーム版を見ようと1カ月前に予約した。かなり期待していた。しかし、内容は良かったのだが、投映に関してはがっかりだった。

 実は以前、国立天文台の渡部潤一さんがヒゲキタの立体映像を見てくれたことがある。こちらがあせってしまって、暗順応しないうちに見せたせいでゴーストがひどくてよく見えなかったらしい。赤青メガネのアナグリフ法の赤と青では目の暗さに慣れる速さが違うのでゆっくり暗順応しないといけないのだ。プラネタリウムをやった後で立体映像をやるのはそのためだ。だいぶヘコんだのでその後4D2Uが出来たとき、きっとゴーストのない映像なんだろうなと思っていたわけだ。
 しかし4D2Uはゴーストが多かった。しかも投映にムラがある。いやムラというか5角形の投映面が見えてしまっている。投映の明るさは調整していないのか? スムージングはどうした。それに3Dメガネの視野が狭い。ドーナツの穴から見ているみたいだ。なんだこれは。内容は良いのだが立体感がじゃまして集中できない。

 投映のムラについて 映像をいくつかの投影機で分割しているため、映像をスムーズにつなぐソフトがあるはず。(グーグルマップみたいに)しかし形や動きはつないでいるのに、投映の明るさのつなぎめは調整してないように見える。なぜこんなことに。ゴトウ光学はなにやってる。

 3Dメガネの視野の狭さについて 4D2Uの3Dメガネは偏光ではなく、波長分割フィルターだ。赤青方式の進化型で薄膜コーティングのガラスを使っている。たぶん入射角によって反射波長が違ってくるのではないだろうか。中心付近しか正確な立体感がない。ドーム全体をみるには首をぐるぐる回さないといけない。昔の直線偏光の3D映画では首を傾けてはいけなかったので首が疲れたが、今度は逆に動かして疲れる。この方式はドーム映像には向いていないのではないか。(シネコンにはこの方式がある)

 4D2UはMITAKAというソフト(PC版もある)を使い、ゲーム機のコントローラーでグリグリとリアルタイムで動かせるのはおもしろいのだが。だいたい4D2Uの内容にカラーはいらない。銀河団の巨大構造なんて白黒でいいのでは? 地球の青とかにはあったほうがいいかもしれないけど。方式を変えて液晶シャッターかなんかにしたほうがいいと思う。まあ特許とか絡んでくるので今からの変更は難しいかもしれないが。このままだと次は行きたくはないし、お薦めはしない。シンラドームにした方がいい。
  

投稿者:ヒゲキタ
at 17 :17 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2008 年10 月15 日

名古屋→能登→大阪→東京

名古屋→能登→大阪→東京の10月上旬ツアーも無事終わり、帰ってきました。

名古屋は高校の文化祭。元女子校だったらしく女の子の割合が多い。
「ギザ凄す」なんて言葉を初めて生で聞きました。
「デラ凄す」だったかも。名古屋では最上級を表すらしい。

能登は小学校のお泊まり会。待ち時間に折り紙とどんぐり工作。
次が大阪なので金沢に帰っておきたかったが、夕方からの始まりで終了が遅くなったので実家で泊まる。

次の日朝能登を出発、金沢で一服して大阪へ向かう。

大阪阿倍野小学校の文化祭でプラネタリウム。文化祭は午後からなのだが、子ども達の参加が多く、大人は見れなくなってしまったので、午前中準備している大人向けに1回投映する。
イベント中は10回連続で投映。女の子のチアダンスやアフリカ音楽のバンド演奏もあった。

大阪から東京へ行く途中で山梨に寄って、もう1人の手作りプラネタリウム業者のウィルさんと会って情報交換飲み会。

東京では雑誌Make: の編集長とうちあわせ。次の号に立体映像の作り方が載ります。
プラネタリウム小さな展示館の二階堂さん宅に泊めてもらう。鍋をつつき、夜遅くまで語り合う。

10月8日は東京都日野市仲田小学校の放課後活動。プラネタリウムとどんぐり工作・折り紙。三浦君は仕事が忙しいようなので行かずに銭湯に泊まる。

科学技術館のシンラドームを見に行く。
神保町で渋谷手芸部展を見る。
中野ゼロで若手お笑いライブを見る。
参加が35組くらいと大勢。トム&ハンクスというコンビを見に行ったのだが、意外とオーソドックスな漫才をやっていた。他の若手芸人もギャル漫才とかボーイズラブ漫才とか面白い。

国立天文台で4D2Uドームを見る。後半寝てしまった。

シネコンで「アイアンマン」を見る。うあーっ手溶接でパワードスーツ作ってる。廃材で核融合炉作るかあ。最高! 

科学館のプラネタリウムでKAGAYAの「銀河鉄道の夜」を見る。素晴らしい!

ツアー最終日は川口市のジャスコグリーンシティでプラネタリウム投映。1回目から満員で、8回投映すべて満員、定員オーバーでした。
終わって高速道でひたすら運転。夜12時ちょうどに家に着きました。

投稿者:ヒゲキタ
at 20 :21 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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