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2006 年9 月30 日

気管支喘息に注意

秋晴れのすがすがしい日がつづきました。しかし、アレルギーのある人にとっては寒暖の差の激しいこの季節は嫌な季節です。今日も気管支喘息の子どもたちが受診されました。高熱を伴う感染症はそれほど流行していませんが、アレルギーが原因と思われる鼻汁や咳のつづく人が目立ちます。その中に気管支喘息の人がいらっしゃいます。今年は例年よりも喘息症状を呈する人が目立ちます。原因は地球規模の大気汚染か、何らかの気道ウィルス感染かマイコプラズマ感染か?
これから、ますます寒くなってきます。適切な衣服着用と就寝前にお布団の上で遊ばないことが特に重要なことです。うがい・手洗いも忘れないでね。

投稿者:ドクターヒッポ
at 19 :27 | 日記

2006 年9 月23 日

珠玉の憲法9条

「美しい国日本」これは太古以来、当然のことです。この美しい国をどうするかが問題です。アメリカのように好戦的な国にするのか、平和な国のままでいくのか。憲法を改正しようとする不穏な動きが目立つ昨今、権力者を規制する憲法を改正すると、どうなるかは目に見えています。権力者が憲法改正をもくろむ一番の目的は第9条の改正です。朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク戦争で日本人の犠牲者が出なかったのは憲法第9条のお蔭です。それを改正すればどうなるかは賢明なる皆様はお分かりでしょう。改正するとしても、総理大臣をはじめとする政府の中枢の方々が前線に出て戦うという条文を付け加えて欲しいものです。それならば、国民も納得するかもしれません。とにかく、全世界に珠玉の憲法9条をアピールすることこそ、これからの日本の使命だと思います。

投稿者:ドクターヒッポ
at 00 :27 | 日記

2006 年9 月16 日

モンクロシャチホコとフタモンアシナガバチのこと。

ちょっとした生物学者の気分で身近にあった虫の話をしましょう。
 一つめはモンクロシャチホコです。2週間ほど前に当院前の犀川沿いの桜の木から大きな毛虫がボトボト落ちて、民家に向かって大行進をはじめました。これは大発生しているアメシロに違いないと思い、町会長さんから金沢市に連絡してもらい駆除の専門業者さんが来て駆除してくれましたが、モンクロシャチホコという蛾の幼虫とのことでした。8〜9月頃に桜の木の下で落ち葉の裏か土中で蛹になるそうです。土を探しての長い旅だったのでしょう。
 二つめはフタモンアシナガバチです。つい先日のこと、患者さんから駐車場に面した壁に蜂の巣があると言われ、探してみると、電力メーターの上方に直径約25pの見事な蜂の巣があったのです。蜂が群れていたので写真を撮りました。自分で除去するのは危険と思い、専門業者さんに来てもらいました。白い防護服を着てマスクをつけ薬剤を散布してから蜂の巣は除去されました。業者さんはモンスズメバチかもしれないと言ってましたが、私の調べたところでは、蜂の形態、色、巣の形からして、フタモンアシナガバチだと思います。

 話題は変わりますが、今年は急にすずしくなったせいか、気管支喘息症状を呈する人がとても多い気がします。寒くなって、風邪をひき、それが引き金となる人と、純粋にアレルギーの人がいらっしゃいます。感染症では、気道感染を起こすマイコプラズマやウィルスが流行しているのも一因です。
ふだんから咳の出やすい子どもさんは、お布団の上で跳んだりはねたりしては絶対にいけません。ホコリが舞い上がって、夜間の激しい咳やゼーゼーの原因になります。10月・11月の秋の喘息シーズンを前にしてこのような状態では先が思いやられます。皆様、気をつけましょう。
蜂の巣



投稿者:ドクターヒッポ
at 23 :29 | 日記

2006 年9 月10 日

シロバナマンジュシャゲ

寒暖の差が激しい季節になりました。「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、本当にそうなるものです。秋のお彼岸と言えばヒガンバナ、この美しい花もお彼岸が分かっているように咲きます。医院駐車場横のシロバナマンジュシャゲは早咲きです。今年も数日前に花茎が急に伸びて、優美な花が咲きました。シロバナマンジュシャゲ



投稿者:ドクターヒッポ
at 22 :56 | 日記

2006 年9 月2 日

食育(2)

 2才頃になると好き嫌いが出てきます。これは自我の確立の表れなので、親は真に受けてはいけません。好き嫌いをする自分を楽しんでいるのです。食事はあくまで楽しい雰囲気で笑いながら、お喋りしながら食べたいものです。嫌いな物が出ても皆で食べれば美味しいでしょう?食事は雰囲気が良ければ、より美味しくなるのです。ご両親が「美味しい、美味しい」と言って食べることの方が、「食べなさい!」と強制するよりも数段効果があります。
 もちろん、自分が偏食するのに、子どもだけに好き嫌いするなと言うのは言語道断です。まずは、自分が何でも美味しく食べることを心がけてください。3度の食事を楽しむことが一番大切なことです。それには、間食は絶対にいけません。
 3才までの食習慣は一生ものです。我々の世代は幸いなことに、食べたくても食べれませんでした。そんなに豊かな時代ではなかったんですね。一粒のごはんでも、大切に残さずに感謝して食べました。今は飽食の時代です。だからこそ、食育はとても大切なことだと思います。

投稿者:ドクターヒッポ
at 19 :13 | 日記

2006 年9 月1 日

食育のこと

食欲・睡眠欲・性欲の三大欲のうち、食欲・睡眠欲の健康な発達は生きていく上で最も大切なことだと思います。乳児健診などで、「この子は、ちっとも食べてくれない。」という母親の悩みをよく聞きます。決まってその時は母親が食べさせようと一所懸命になり過ぎています。まず、食べることが楽しいと思わなければなりません。食べることが楽しいことだと分かれば、子どもは放っておいても食べるようになります。1才前後なら、手でごはんやおかずを鷲づかみにして食べるのが当たり前です。下に新聞紙を敷いて、まき散らしてもいいようにしておいてください。食べているときのお母さんや、お父さんの笑顔も大切ですね。片付けのことなど考えずに皆で楽しみましょうよ。

投稿者:ドクターヒッポ
at 19 :06 | 日記

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