みさと村だより

　結局、だらだらと午後を過ごし、７時半頃に、富山へ持ち帰る荷物を車に積んだ。
　昨日夕方から、時間制の駐車場に丸２日間駐車をして、駐車料金2400円なり。細々と車を出し入れすれば、きっともっとかかっていたわけで、これは仕方ないだろう。
　子どもの部屋から次々に段ボールを運び出して、３人がかりでエレベーターで下ろし、積み込んだが、積み込んでみると、まだまだゆとりがあって、大した荷物ではなかったように感じる。
　名残を惜しみたい気持ちだったが、思いを振り切って出発した。

　関越自動車道のインターに向けて、約30分の道のり。ふと空を見上げると、飛行船が飛んでいた。夜空に浮かぶ飛行船は初めて見た。
　上信越道の分岐点まで、３車線の道路の中央レーンをひたすら走る。疲労がたまらないように休憩を取りつつ。ひたすら走って、富山へと向かった。
　新潟県境からは、対面交通になる。追い越し区間で思い切って加速して抜き去ることが重要である。そうこうするうちに、北陸自動車道に合流しようとしていた。

　ほっとした気持ちで、名立谷浜でコーヒーを飲む。　

　朝は、いつものように目覚めてしまったので、本を読んで過ごす。
　いつものように「健康カプセル　元気の時間」を見て、｢がっちりマンデー｣を見て、「サンデーモーニング」を見ていると、子どもたちが起きてきた。
　荷造りを手伝うからと、子どもたちは教会へ行く気がなかったようだが、もうあらかた片付いているし、昼から用事があってどうしても行けない上の子どもが、午前中かけてゆっくりと荷造りすれば良さそうなので、下の子どもと二人で出かける。
　教会は、距離的には遠いが、快速電車に乗って、案外早く着いた。礼拝は始まっていて、聖書朗読の時間だったので、しばらく待って席に着く。小さな教会だ。でも、牧師先生の学究的なメッセージはなかなか心にしみいる。
　今、新しい会堂を建てているとのことで、帰りにそこを見て帰る。やはり東京のことなので、広さは狭いが心のこもった教会になりそうだった。
　駅のパン屋でパンを買って帰ってみんなで食べた。