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2010年07月30日

東北の旅 5 遠野にて

 期待してきた遠野だが、腹痛が邪魔をする。さらに、日程の込んだ旅のために、あと30分したらビデオが、語り部が、といわれても、なかなか待てない。
 昔話村では、昔の旅館という建物の雰囲気を味わった。市立博物館では、マルチスクリーンの機械が故障して、ビデオが途中で止まってしまうというトラブルがあって、残念だった。でも、昔の暮らしの雰囲気は十分に味わえた。城下町資料館では、武具や武家の道具などが展示されていた。ほんの小さな一室だが、なかなか味わいのある展示品である。
 実は、今回の旅はできるだけ軽装でと考えてきたのだが、町中を歩くのに、綿パンを1枚持ってきたのだ。ところが、ベルトを忘れてしまった。家のタンスに未使用のベルトがごろごろとあるのだが、どこかでベルトを買わないといかんだろうと考え、買うならここだと思った。市である。衣料品店ぐらいあるだろうと思った。城下町資料館の受付のお姉さんに聞くと、駅前のスーパーを紹介された。行ってみると、そこそこの大きさの大型ショッピングセンターというやつだった。一番安いベルトを買って、ついでに薬屋さんでミヤリサンを買った。
 駐車料を払って、11時過ぎに遠野ふるさと村へ向かう。意外とこれが遠かった。ふるさと村は、北へ向かって結構走ったところにあった。
 ふるさと村は、昔ながらの暮らしを保存しているということであったが、懐かしい民俗資料や、様々な南部曲がり屋を見られてよかった。市立博物館で知った「おしらさま」の女の子と馬のペアの人形も飾られていた。本物の農耕馬も飼育されていてびっくりした。生活の様子を保存といっても、ここまでやっているのはなかなかないものである。「こびるの家」というのがあって、何のことだろうと思ったら、茶店だった。腹痛のせいで、全く食欲がないので、キュウリを一本買って食べた。味噌がついてきたが、普通に食べている麹味噌系なので、特別おいしいとも変わった味だとも思えなかった。でも、キュウリの味はさわやかだった。
 物足りなさは残るけれど、先の予定もあり、12時半に遠野を後にした。

投稿者:at Sushiat 12:45| 日記 | コメント(0)

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