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2013年01月12日

五百羅漢

 休日、少し外出したくなって、先週行けなかった呉羽山へ行ってみた。
 家の周辺の雪はかなり消えたが、さすがに呉羽山の山道には雪がある。長岡墓地の方から登っていくと、カメラを持った人に出会う。バードウォッチなのだろう。頂上付近で、別のかなり大きな望遠レンズを持った人に出会う。邪魔をしないように静かに脇を通り抜ける。
 頂上の桜の名所の広場に車を停めて、五百羅漢を下りる。人の姿は全くなく、あたりはしーんとしている。長慶寺まで下りると、本堂の傍らに鋭い眼をした仏像があった。台座には般若心経が絵入りで書かれている。確かここには、仏頭があったのではなかったかなと思いながら、一回り仏像の周りを見た。石に彫ったものではなく、書いたものと見えて、経文の一部が消えかかっている。本堂の中を見ると、燈明がともっている。しかし、入り口には雪が高く積もり、外から入ることはできそうにない。
 ふと、小学校1年生の時に、遠足でここへきて、お堂の裏で小便をして、先生に叱られたのを思い出す。五百羅漢に来るなんて、昔は宗教的に寛容だったんだなあ。
 車道に沿った遊歩道を歩いて、山頂の駐車場へ戻る。いつもは車で上り下りする道だが、こうして歩くのもいいものだ。案外早く山頂に着けた。山頂からは、新幹線の高架がぐんと伸びているのが見える。富山市の眺めが変わってきているなと感じる。

投稿者:at Sushiat 15:52| 日記 | コメント(0)

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