<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2008年06月03日

我が家(だった家)が消えた

 高校生まで住んでいた家が、今の家から1キロほどの場所にある。毎朝、その近くを通っているのだが、なかなか改めて町の中に入らないものである。
 この5月のはじめにサイクリングがてらに通りかかった時は、かなり古びてはいたが、まだ残っていた。それがついに消えたという。やはり、数々の思い出の残る家である。本当か確かめたくて、仕事の帰りに通りかかってみた。本当だった。それどころか、隣家はかなり前から更地だったのだが、そこと合わせて、新しい家の基礎工事をしていた。
 かつては垣根一つで行き来していた裏の家との間にも、ブロック塀ができていて、ぽっかりとした空間ができていた。
 何かがなくなるときは、こんなものなのかもしれない。

 そういえば、みさと村の近くに、わたしが2歳ぐらいまでを過ごした家があったはずである。高校生の頃にたまたま通りかかって、その家が残っていることを確認してうれしかったのだが、最近、その付近を何度通っても、見あたらない。先日、改めて父に住所を尋ねたら、かんたんな地図を書いてくれた。その地図を見ながら父の話を聞くうちに、その付近の様子が全く変わってしまっていることが分かった。

 生まれてこの方、わたしの過ごした家は、6軒目である。そのうち、はじめの3軒がもうすでに姿を消した。

投稿者:at Sushiat 21:21| 日記 | コメント(0)

◆この記事へのコメント:

※必須