あえてベストではなくベターを選ぶ
珠洲市で稼動している、バイオマスメタン発酵施設を見学してきた。し尿や下水汚泥、生ごみなど5種類の廃棄物を処理する“バイオマス施設”と聞いていたので、リサイクル施設のイメージが強いのだが…。
実際には、主にし尿や浄化槽汚泥の処分がメインの、廃棄物処理施設としての機能の方が目立った。つまり、し尿の肥料化の為に、生ごみの投入で効率を上げているという感じ。
プラントで自己生成されるメタンガスは必要量の40パーセント程にしかならないし、残りのガスは外部からの購入している。もちろん、プラントを動かす電力も必要だ。少しイメージが違うのかなとも感じた。
施設を案内してくれた若手の市職員の、同級生はほとんど市内に残っていないという話からもわかる、極端な過疎化の影響で、厳しくなった市の財政の中で、し尿処理を効率よく行うということから、考え出された苦肉の策のようだ。
でも、少しでも良いことならば、積極的に取り入れようとしている姿勢には共感した。
あと驚いたのが、この施設が珠洲市の観光マップに載っているという事。この“新しい取り組み”を、積極的にPRしていこうという姿勢の表れのようにも感じた。
投稿者:モリグチヨシヤスat 17 :20
| 環境
| コメント(0 )
| トラックバック(0 )
身の丈にあったまちづくり
山中温泉の共同浴場「総湯」と「ゆげ街道」の整備が終わって。今、工事に入ったのが山代温泉の「総湯」と「古総湯」、そして「湯の曲輪」の町並み再生工事。計画中なのが、片山津温泉の「総湯」と柴山潟の防災堤防工事に付随の「遊歩道」や町並み再生の「道路拡幅」の工事。立て続けに、加賀市の温泉地で大型工事が続きます。それぞれ住民参加の『町民集会』で意見を聞きながら、計画を進めているのですが…。
先日、誘われて片山津温泉の『住民集会』に参加。
3年前の洪水の被災経験から、県の予算で大がかりな堤防が作られています。それに寄り添う「遊歩道」の整備が市の計画。もちろん、「総湯」の移転新築や町並み再生を行う「道路拡幅」も絡んできます。
住民アンケートの結果を見ると、あれも欲しい、これもやりたいっていうような希望がいっぱい。全てを叶えた「総湯」の姿は、スーパー銭湯に近いものになってしまう。だから、『それって総湯?』みたいな違和感を感じたのですが…。
でも、「総湯」をスーパー銭湯にはしないって、住民の意思も働きそうです。
「遊歩道」の方だって、ベンチと必要最小限の休憩所(トイレ?)と、植栽で充分という声も出ている。
身の丈にあったというか、なかなか難しい調整作業が待っていると思った。
投稿者:モリグチヨシヤスat 06 :29
| まちづくり
| コメント(0 )
| トラックバック(0 )
雛祭り・・・たぶんかネット
古い北前船の船主屋敷を移築した古民家で行われた、国際交流イベントに参加。普段は人の気配をあまり感じない建物なのですが、この日に限っては大にぎわい。コンサートが催されたり、抹茶のサービスや着物の体験会なんかもあって、大変盛り上がってました。
外国の方をお招きするって趣旨の“雛祭り”。でも、やっぱり「女の子」の気持ちというのは万国共通なのかな? あと、意外に加賀市に住む外国人が多いことにもビックリ!
投稿者:モリグチヨシヤスat 06 :44
| 日記
| コメント(0 )
| トラックバック(0 )