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2024年01月25日

PixInsight独習「GraXpert」

■■令和6年能登地震により被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます■■
今更後に引けないPixInsight独習その4=背景ムラ軽減策その後。素材はとも座の散開星団M46 by SeestarS50←画面右下に雲が邪魔して明るいかぶり=背景ムラがある。光学系に起因する画像のムラは、いわゆる青空フラットとか人工光源でフラット処理用画像を用意すれば軽減できることが知られているが、街灯や明るい雲などによる背景かぶりには悩まされてきた。PixInsightにはDynamicBackgroundExtraction(DBE)など背景かぶり修正用コマンドが用意されているが、星などがない箇所を手動で多数プロットする必要があり面倒さがある。これに代わるものとして?ネット上である方から「GraXpert」なるツールを教えていただいた。しかも、有難いことに無料。で、早速インストールして試してみた。(笑)
試行対象画像はM47直ぐ横の散開星団M46 by SeestarS50
Before BXT / Before DBE
After BXT / Before DBE
After BXT / After DBE
After BXT/ After GraXpert
↓GraXpert画面(自動プロット)↓

↓GraXpert画面↓

背景領域をプロットする方式がいくつかあるようだが(訳も分からず)「AI」を選択してみた。ともあれ、自動プロットはとても有難い。画面上のかぶり箇所を見極め適切に慣らし処理をしているように見える。これは頼もしいツールだ。無料というのも有難い。
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<龍吉>(-_-;)いやはや、こんな便利なツールが存在することに全く気付かなかった。無料でありながらなかなか精巧に処理しているようだ。教えてくださった方に深く感謝したい。・(^_-)-
<はな>=^_^=せっかく覚えたDBEだが、確かに有効なツールであることも体感できたが、全て手動プロットする過程が面倒に感じていた。自動プロットの魅力には勝てなかったニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚Uかぶり処理は光学的原因による不均一ではないので、とても厄介に感じていただけに、このようなツールがあることを知り俄然モチベーションが上がったワン▽・。・▽
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投稿者:龍吉at 18:13| 星雲・星団 | コメント(0)

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