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2024年01月24日

M31アンドロメダ星雲(の目視観察法)

■■令和6年能登地震により被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます■■
日本海側の冬は晴れ間が少ない=画像処理スキルアップには好都合かも?/先に、全体ではなく部分拡大もあり、、と書いたが、今回はそのことに関しての話題=アンドロメダ星雲は中心部を見てはいけない!↓先ずは、左右の画像を比べられたし↓
わが銀河系の直ぐ隣の系外星雲(島宇宙ともいう)がこのM31アンドロメダ星雲。光度4等、見かけの大きさは長径190'(3度余)、短径60'(1度)もある楕円形で、空の暗いところではあっさり肉眼でも見える。太陽や月の見かけの大きさが30'(0.5度)なので、長いところで月が6個、短いところで2個並ぶことになる。それこそ天文学的な膨大な数の恒星の集まりで、しかも中心部に近いほど星が密集しているので中心部がメチャメチャ明るいが、周縁部は非常に淡い。
【A】M31アンドロメダ星雲(ひかえめ)
同、コントラスト強め
【B】M32付近(アンドロメダ星雲外側:ひかえめ)
同、コントラスト強め
↓【A】+【B】(ひかえめ)↓

↓【A】+【B】(コントラスト強め)↓

M31を目視観察するには双眼鏡が良い、とよく言われる。が、確かにM31全体が視野に入るが、中心部が明る過ぎて周縁部がかき消され、ただ中央がぼわっと明るい光芒にしか見えない。(大抵の人は書籍などで素晴らしいアンドロメダ星雲像を目にし脳裏に残っているので)実際に双眼鏡や望遠鏡で見てガッカリすることが多い。右列画像をもっと強烈にコントラスト上げたものと思えばよい。
このような星雲を目視観察するには、3つの必須条件がある。【1】空の暗い所で見る。肉眼で5,6等星が見えるような場所。外灯や月明りが邪魔しないこと。国内では人里から離れた所、郡部や沖合の諸島?
【2】Naked Eye=暗い所に目を慣らすこと。暗闇でも明かりをつけずに周囲が分かる程度。懐中電灯スマホ画面禁止。事前に暗い場所に目を慣らしておき、観察前に明るいモノを視界に入れないこと。
【3】ヒトの目の特性を生かす=網膜中央部は解像度に優れるが感度は低く、網膜周辺部は解像度低いが感度高いことを利用する。つまり「そらし目」=視線の中央を意識して外し視野周縁部に神経を集中させると暗く淡いものが見えやすくなる。
★双眼鏡で見る場合は、少なくとも口径10cm超(倍率20倍程度)のもの、望遠鏡だと口径20cm超〜の中倍率(50倍前後)が望ましい。低倍率だと明るい中心部が視野に入ってしまう。高倍率は視野狭くなり暗くなる。※口径mm数値をヒトの最大瞳径7mmで割った数値を有効最低倍率という。小口径50mmで7〜10倍、7〜8cmで10倍強、20cmで30〜40倍、35cmで50〜70倍。実際には瞳径5mmとして計算しても構わない。 注意点は、M31中心部を接眼レンズ視野に入れないこと。暗い天体を見るときに明るい恒星を視野に入れないようにするのと同じ。
自分は口径25cm反射×47倍でM31の周縁部を観察した時のことを鮮明に覚えている。上M31画像にもある暗黒帯の黒い筋が見えたからだ。近くの明るい恒星を入れないようにしてはくちょう座の網状星雲を目視観察した時のことも鮮明に覚えている。M31アンドロメダ星雲は中口径20〜30cm,中倍率(約50倍程度)で見るのが一番?!と敢えて言いたい。
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<龍吉>(-_-;)都会地から少し離れた中口径以上の望遠鏡をもつ天文台で一般公開するなら、アンドロメダ星雲もメニューに加えてほしい。ただし、上に述べた【1】【2】【3】に沿って、、。・(^_-)-
<はな>=^_^=都会地の天文台では球状星団を一般公開のメニューに入れてほしい。多少の光害があっても大口径で見る球状星団は素晴らしい見え方をする。多少高倍率でも問題ない=中央の星がばらけて見え出すニャり≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U系外星雲に限らず惑星状星雲なども中〜大口径望遠鏡では見応えがある。惑星では土星がダントツ人気。上空気流落ち着いていれば惑星は口径mmの2倍程度まで倍率上げても問題ないワン▽・。・▽
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投稿者:龍吉at 11:43| 太陽系・月 | コメント(0)

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