「ハッピーになれる算数」を読んだ
新井紀子さんの本シリーズ、図書館で借りた最後の本がこれ。
標題から分かるとおり、中学生向けに小学生の算数の解説をしている本だった。小学校高学年の優秀な児童や、中学生で、算数は好きだったのに数学にちょっと抵抗を感じている生徒が読むといい本かなと思う。算数の面白さを伝えようという筆者の熱意が伝わる本だった。
ただ、新井さんは、数学者なので、オーソドックスに数学の本質に沿った視点から、問題への取り組み方を解説しておられる。ちょっと普通の子供には、その時点で敷居が高いなと感じた。この話についてこれるのは、相当賢い子供であろう。
翻って自分は、この本の内容にはさほど抵抗なくついて行けるが、高校の数学の範囲にはついて行けないんだなあと、しみじみ思わされた。
投稿者:at Sushiat 21:27
| 日記
「コンピュータが仕事を奪う」を読んだ
新井紀子さんの本、4冊目である。図書館で借りた本は、もう1冊ある。
AIプロジェクトに取り組む前に書かれた本で、AIプロジェクトに取り組もうとする発端になった思いが書かれた本と言えそうである。
コンピュータってどんなものか、AIって何なのか、何冊かこうした本を読んできて、分かったような気がする。そして、この本が書かれて10年あまりの間に、確実にAIの技術が上がっていることを知らされる。とともに、限界があることも分かる。グーグルがやっていること、最近ようやく自分が分かったことを、こんなにずっと前に分かっていた人がいたのかと、感心させられた。
さて、仕事という世界から、リタイヤしようとしている自分だが、これから確実にやってくる人間がコンピュータの下働きをする社会、頑張って働かなきゃいけない人たちは、大変だな。
日本の教育のあり方についての問題提起もある。確かにそうだなと思うと共に、むしろ問題は深刻さの度合いを強めているように思う。
今、知的障害児の学級で仕事をしていて思う。口の達者な子供が、けんかの時に、屁理屈にもならない間違ったことを、大声で堂々と主張すると、けんか相手は、顔に「?」を浮かべながら、何も言えなくなってしまうのだ。間違いを理解しないって強い。でも、けんかには強くても、生きて行くには困るだろうな。
「AIに負けない子供を育てる」でも、新井さんが語っているが、オーソドックスなせっせと書き写すような学習が、本当に(本当はではなく)大事なのだろう。「なぜ?どうして?」に丁寧に答えてあげること、時には、「なぜだと思う?」と問い返して、考えさせることが本当に大切なのだろう。近年、小学校算数で、「どんな計算だろう」と四則計算のどれを使って計算したらよいかを考えさせる単元が教科書に載っている。文章題だから、子供にはすこぶる不人気である。でも、こういう学習が必要なのだ。
ところで、この本の終わり近くに、面白い記事があった。「与えられた時間内にどうしてもクリアしなければならないとき、あなたは、数独か、クロスワードパズルか、どちらを選ぶか」というアンケートを取ったというのだ。我が家では、新聞の土曜版に載っているクイズ、私がクロスワードパズルをして、家内が数独をするのが恒例になっている。この質問、私は、クロスワードパズルを選ぶだろう。しかし、新井さんの周囲の人は、100%数独だという。確実に答えを導き出せるからだという。今度、数独にチャレンジしてみよう。食わず嫌いなのか、本当に自分に合っていないのか、実は、チャレンジしたことがないのだ。
投稿者:at Sushiat 21:29
| 日記
「生き抜くための数学入門」を読んだ
新井紀子さんの本を図書館でまとめて借りて、2週間の期限が来るのに、「AIに負けない子供を育てる」しか読めなかった。8月末から9月頭に、夏休みの宿題の提出があって、缶詰状態の中だったせいもある。忙しくなると、時間に追われると、無性に本が読みたくなるのは、悪い癖だ。貸し出し延長の手続きを取って、読みやすそうなこの本から手に取った。
高校生辺りを対象にした、なぜ数学の学習が必要かを解説した、漫画イラスト付きの本である。ふむふむと思いながら読んで行ったが、後半になってついて行けなくなった。高校時代、必要最小限の数学しかやっていないので、ここに出てくる数学の内容は、ほとんど分からないのだ。以前、微積分の簡単な解説書(すごく分かりやすく簡単に書いてあった)を読んで、初めて微積分の意味が分かったくらいで、数学、分からないなと改めて思わされた。参ったね。
投稿者:at Sushiat 21:32
| 日記